世界を震撼させた詐欺師の話
フランス人アート・ディーラーの信じられない詐欺事件
40年にわたって売っていた美術作品、実はほとんどが偽物だった
ずっと詐欺師と言われ続けていたのに、なぜ捕まらないのか
5年程前、鑑賞者で溢れかえる美術館に警察が立ち入り、展示中のクラナハ作品を押収するというスキャンダラスな事件が起きた。作品は「偽物の疑惑があり、文化遺産保護法に違反する」という理由で没収され、今でもフランス国内に保管されているのだが、持ち主であるリヒテンシュタイン王国皇太子は作品は本物だと主張しており返還を