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そもそもなぜフランス語を始めたのか。

時々思うことがある。
パリジェンヌへの特別な憧れもないし、マカロンも特別好きとは言えないのに、

私はなんでフランス語を始めたんだろう。


ということで、今回は私が「ロマンチック」で「おしゃれな」言語を学ぶに至った話。


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「パリと東京で頑張る女たち」で検索してください。
note未公開のエピソードについても語っています。

アラサー女2人が語るパリと東京のアレやコレ。

小学1年生の時、人生で初めて読んだ漫画が母の書斎にあった「ベルサイユのばら」だった。
それまでディズニープリンセスを観て育っていた私はもれなくマリー・アントワネットの虜になった。
美しいドレス、優雅な仕草、気品漂う王妃の佇まい… 彼女がギロチンでこの世を去るシーンは子供ながらに涙したものだ。


7歳の私お気に入りのページ。このドレスがたまらなく好きだった。


中学生頃は国産のアニメと韓ドラにハマり、高校生頃はK-POPにハマりと、フランスのフの字もない生活どころか、高校生の時の選択授業で受けたフランス語の授業が退屈すぎてまさか自分が大学でこれを専攻する上に10年後はパリへ移住するなど微塵も考えていなかった。

駅からの近さで大学を決めたあと、「昔ベルばら好きだったじゃない。」の母の一言で専攻をあっさり決めてしまったので入学からしばらくは非常に後悔することになるのだが…。




フランス語を勉強したい一心で始めたわけではないにしろ、今では面白い選択をしたと思っている。
7歳でベルばらに出会っていたから今ではフランス革命に関係する地を訪れることが趣味になっているし、現代のフランス人にとって特別有名でもないローズ・ベルタン(アントワネットのお気に入りのドレスの仕立て屋)やルイ16世の処刑に携わった処刑人一族の手記を原語で読むことができている。

フランス語学習によって学んだ外国語学習法が、今韓国語学習に活かされているのは事実で、ヨーロッパ言語とアジア言語の違いはあれど、インプットとアウトプットの仕方にあまり変わりはない。

そう考えると、一時は嫌々勉強したフランス語にも敬意を払うべきなのかもしれない。

色々なところで使われているのを見かけるこのシーン、まさか自分で使う日が来るとは思わなかったけれど、小さな声でつぶやいてみるか。


「フ…ランス……ばんざ…い…!」


70年代に多くの乙女達を号泣させた(らしい)有名なシーン。





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