アウトプットする本「多眼思考」②働くこと
今回は働くことについて、私の考えも交えながら、記録していこうと思います。
社会人3年目の私にとっては考えさせられることばかりでした。
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大企業に居続けるのが悪いとは言わない。起業をする必要もない。やめた方がいいと思うのは、「無思考に流され続けること」と、「みんなと同じことをやって安心してること」。それってわざわざ供給過多の世界に飛び込む行為でしょ。
会社員は先人達が通過した出世街道を真似してその道を歩もうとする。
そこに誰も疑問を持たないしそれが正解だと思っている。
でも、隣の会社員もその隣も皆同じことを考える。
だから、熾烈な競争(供給過多)が発生する。
だから、自分の頭で考えて行動しよう。
みんながやっているからは理由として最低レベルである。
自分の頭で考えた結果の行動でないといけないね。
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20代は誰でも成長できる。30代でも多くの人が成長できる。でも40代で成長できる人はごく限られてる。多くの人が30代で終わってしまう。
成長とは考えた時間の量であるとも言える。
20代は経験すること全てが新鮮で、意識しなくても自分の頭で考える。
30代は挑戦しようと思う人は考えて行動する。
40代は挑戦しない現状を受け入れている人が大多数である。
私は世界中を自由に生きる大人になるために成長したい。
だから、歳を重ねても常に新しい挑戦をして変化していきたい。
もし同じルーティンワークをこなすだけの日々を送っていたら危険信号ですよ。
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「思考力がある、ない」とか言うけれど、ちきりんが思うには、大事なのは「どれだけ考えたか」、つまり「思考の量」です。「思考力の高い人、低い人」がいるのではなく、「ナンも考えてない人」と「すごく考えてる人」がいるだけ。
メンタリストDaiGoの質問を受けてから回答するまでの時間は圧巻です。
あああれねという具合にほんの数秒で回答しています。
なぜこんなことが可能なのか?
なぜなら、既に考え終わったことを取り出して話しているだけだからです。
彼は受けた質問に対して、0から頭で考えて話しているわけではありません。
事前に人間の抱える悩みについて分析して、解決策を考え尽くしています。
あとは質問に応じて思考の棚からその思考を取り出すだけです。
思考力の高い人は常に何かを考えて自分の思考の棚に整理している。
「なぜこの店は売れているのだろうか?」
「なぜこの本が売れているのだろうか?」
思考力を高めたいなら色々疑問を持って考えてみればいいんだ。
その積み重ねで思考する力が身についていくのだから。
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あたしはどんな仕事をするときも、「この仕事を半分の時間で終わらせる方法はないの??」といつも考えてる。(人はそれを"サボり"とか呼ぶけれど)何十年もそうやって工夫してる間に生産性があがって、長時間、働く必要がなくなったでござるのよ。
仕事をできる人とは少ない時間でより多くのアウトプットを出す人のことである。だからどんな仕事をするにせよ、自分の仕事の生産性は意識した方がいい。
そして、生産性を上げるためにはその業務の背景まで理解した上で業務効率化を考えること。表面上効率化を測った場合、予期せぬトラブルにつながるから。
だから、仕事を理解した上でどうすればもっと早く仕事できるのかを考えよう。
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今、5分かけて話したことは、一体何時間かけて考えたことなのか?ってのが話してておもしろい人とそうじゃない人の差だよね。5分考えたことを5分話す人と、100時間考えたことを5分話す人がいるんだもん。おもしろさが違ってあたりまえ。
オリラジの中田敦彦は「人生はわからん」と言っています。
この言葉は普通の人が「わからん」と言うのとは重みがまるで違います。
彼の「わからん」には、宗教、政治、偉人等ジャンル問わずに幅広く知識を吸収して自分の頭でも考えた末での結果だからです。
同じ言葉でも、他人の物語と自分の物語では相手への伝わり方が異なるのも同じ理由です。自分で経験した(考えた)からこそ一つ一つの言葉に重みが出るんです。
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23歳から70歳までの47年間、働くことになる20代の人にとって、「一生に一つの仕事」とか、「一生、一つの会社」とか、もうありえないと思うんだよね。
雇う側も雇われる側も現状がずっと続くなんて思わない方がいいよね。
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これから社会に出る人は、「いい会社に入ること」でも「安定した立場を手に入れること」でもなく、「働き方のコントロールをモテるようになること」を目標にして頑張ってほしいな。
働く場所、働く時間を自ら選択できる人間になること。
そのためには自分だけのスキルを身につけて代替不可能な存在になることが有効だと思う。会社の指示を待っているだけでは会社の所属から逃れられない。
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「本を読む」と「考える」は全く違う行為なのに、本を読んで考えた気になってる人もたくさんいるよね。まあ、朝、会社に行って、夜、帰宅して、「働いた気になってる人」がいるのと同じだけど。
「本を読む」とは、知識をインプットすること。
「考える」とは、得た知識からアウトプットすること。
本は使わなければ意味がない。どんな知識もそこを自分なりに解釈して活かそうとしないとGoogle先生以下にしかなりませんよね。
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以上、働くことについてまとめてみました。
本書は考えるきっかけをくれます。
その意味で、インプット中心の本とは一線を画すでしょう。
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