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9 家族での遊びから学んだ「しなやかマインドセット」の大切さ

私たち家族は、近くの公園で簡単な野球遊びをしました。道具は柔らかいスポンジボールとスポンジバット。妻と息子と私の3人で楽しんだその時間は、私たち家族にとってとても貴重なものでした。そして、息子の成長を目の当たりにする中で、改めて「しなやかマインドセット」の大切さに気づかされました。

息子の成長の瞬間


息子はもともとボールを投げたりキャッチしたりするのがあまり得意ではありません。それでも、「やってみたい」という気持ちを大事にして一緒に遊びました。最初はうまくいかなくても、彼は試行錯誤しながら徐々にボールを上手に投げたり、バットで打ったりできるようになりました。

何度も挑戦し、失敗を重ねる中で、自分なりの工夫をしていく姿を見ていると、「しなやかマインドセット」の本質を感じることができました。「うまくできるか」ではなく、「どうやって成長するか」を楽しむ姿勢は、大人である私にも多くを教えてくれるものでした。

しなやかマインドセットとは


キャロル・S・ドゥエック博士が提唱する「しなやかマインドセット(Growth Mindset)」は、「能力は努力や学びによって伸ばすことができる」という考え方です。この考え方を持つ人は、失敗を恐れず、挑戦を楽しみ、成長を喜びとする傾向があります。

一方、「硬直マインドセット(Fixed Mindset)」は、「能力は生まれつき固定されていて変わらない」という考え方。これを持つと、失敗を恐れて挑戦を避けたり、結果だけを追い求める傾向が強くなります。

親としてできること


今回の野球遊びで感じたのは、親として「結果」ではなく「プロセス」に目を向けることの大切さです。息子がうまくできるかどうかを心配するのではなく、彼が楽しみながら学んでいくプロセスを見守ること。それが彼の「しなやかマインドセット」を育むための鍵だと気づきました。

例えば、ボールを投げるときに工夫したポイントを褒める、失敗しても「もう少しこうしてみたら?」と優しくアドバイスするなど、小さな成功体験を積み重ねる手助けをすることが大切です。

子どもだけでなく大人にも必要な視点


この記事を書きながら気づいたのは、「しなやかマインドセット」は大人にも必要だということです。親として、あるいは社会人として、「完璧でなければならない」というプレッシャーにとらわれてしまうことがありませんか?それが「硬直マインドセット」の影響かもしれません。

大人も子どもと同じように、挑戦を楽しみ、失敗を学びに変える力を持つことで、自分自身の可能性を広げることができます。

まとめ


家族での遊びの中で、しなやかマインドセットの大切さを実感しました。今回の経験を通じて、「成長する楽しさ」を家族全員で共有できたことは、何よりの収穫でした。

これからも息子の挑戦を見守り、私自身も「挑戦を楽しむ」姿勢を大切にしていきたいと思います。

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