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11 言葉が未来を変える――息子から感じたしなやかマインドセットの力

マクドナルドで昼食を取っていたときのことです。近くの席には言葉遣いの荒い家族がいて、その声はフロア全体に響いていました。「なんでこんなに時間がかかるんだ!」と大声で怒ったり、「これ全然美味しくない!」と不満をぶつけたりする言葉が飛び交い、周囲には重い空気が漂っていました。

一方、私たち親子のテーブルでは、全く異なる雰囲気が生まれていました。息子は一口食べるたびに、ポジティブな感想を口にしていました。

「このポテト、サクサクしてていいね。」
「ハンバーガーのパンが柔らかくて美味しい。」

実はその雰囲気の悪さを息子も感じていた様で、敢えてポジティブな言葉を選んでいたそうです。その一言一言が、場の空気を変えていくのを感じました。否定的な言葉が周りに影響を与えるように、ポジティブな言葉にも強い力があることを実感しました。

しなやかマインドセット vs 硬直マインドセット


この出来事を通じて、しなやかマインドセットと硬直マインドセットの違いが明確に浮かび上がりました。

しなやかマインドセット(私たち親子)
・目の前の出来事の中から良い面を見つけ出し、それを言葉にする。
・自分の感情を言葉で表現することで、自分や周囲の雰囲気を良くする。
硬直マインドセット(近くの家族)
・周囲の状況に不満を抱き、それを直接的に表現する。
・不満や怒りを言葉にすることで、結果的に周囲の雰囲気を悪化させる。

この違いが生まれる要因は、おそらく日常の言葉遣いや価値観にあります。私たちは普段から「楽しいことや良かったこと」を意識的に共有する習慣を持っています。例えば、毎晩の「今日の楽しかったことランキング」では、小さな喜びも積極的に振り返るようにしています。こうした積み重ねが、自然とポジティブな言葉を選ぶ力に繋がっているのだと思います。

一方で、硬直マインドセットに陥る要因は、不満やネガティブな感情をそのまま受け流す癖や、何かが「こうであるべき」という固定観念に縛られていることかもしれません。

言葉がもたらす未来


この経験を通じて感じたのは、言葉が未来を作る力です。言葉はその場の空気を変えるだけでなく、それを発する自分自身の心にも大きな影響を与えます。ポジティブな言葉は、自分の感情を前向きに変え、周囲にもそのエネルギーを伝播させます。

もちろん、ネガティブな感情を無理に押し殺す必要はありません。しかし、それをどう受け止め、どう表現するかが重要です。ポジティブな視点を持つことで、難しい状況でも柔軟に対応できるようになります。

最後に


私たちが普段使う言葉や態度は、子どもたちにとって大きな学びの場です。親として、ポジティブな言葉遣いや柔軟な考え方を示すことで、子どもたちにも自然としなやかマインドセットが育まれると感じています。

今回のマクドナルドでの出来事は、日常の小さな選択が大きな力になることを教えてくれました。これからも、親子で楽しくしなやかなマインドセットを育てていきたいと思います。


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