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バリアだらけのバリアフリーマップ
車椅子の友達のためにバリアフリーマップを作るという課題。
「あの子」とわたしは同じように取り組んだけど、
完成したマップは全く異なるものだった。
「あの子」が作ったバリアフリーお散歩マップ。
車椅子の友達と行くはずなのに、バリアだらけのコースだった。
石畳や急な坂道を通る。でも最新補助装置は使わない。
バリアフリー施設はたくさんある。
でも整備されていない映えスポットに行く。
車椅子に厳しいマップ。でも、優しいマップだった。
「あの子」は気づいていた。その車椅子の友達にとって、
車椅子で行ける施設は、わざわざ遊びに行きたい場所ではないこと。
装置を使うと、幅を取るから距離が生まれること。
大変でも、友達となら楽しい時間になること。
「あの子」のマップでは、相手はひとりの友達だった。
楽しければ、多少の障害は関係ないって
友達の行きたいところをまず探していた。
【やりたいかどうか】を考えていた。
わたしのマップでは、相手を障がい者としてしか見ていなかった。
障害を取り除くことに躍起になって
バリアフリーなところをまず探していた。
【出来るかどうか】を考えすぎていた。
もはや友達ではなくなっていた。
わたしは自由に歩けるから、車椅子の出来ないことを勝手に補おうとする。
わたしのバリアフリーは、一方的に自分の世界に寄せているみたいだ。
でもそれって、その車椅子の友達にとって嬉しいことだったのかな。
バリアフリーにしてるふり?
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