平和を祈るフラワーサークル(魔法円)の儀式 / 黙認と言う加担〜アンチに対して思うこと〜
Pray for Peace from Hiroshima / 広島の平和祈念で開催した「平和を祈るフラワーサークル(魔法円)の儀式 by 現代魔女パラレル宇宙子」の様子を、YouTubeに公開しました。
平和を祈るフラワーサークル(魔法円)の儀式
はじめに
皆さんが魔法を使う時、それは「個」の欲望を実現させるためでしょうか?
手綱を握る事の出来ない「個」の欲望は、奪い、争い、それらの行き着く先が、戦争です。
その傷みを知る私たち日本人だからこそ、この広島の地で出来る「祈り」があると思い、この地に訪れました。世界のどこかの、誰かに向けて。一人一人が「個」の願いを越えていく。
と言うことで、平和祈念の為のフラワーサークル(魔法円)の儀式で広島に訪れた宇宙子。彫刻家が建てたと言う、一軒家に滞在させて頂いた。
海の見える丘の上。誰もいない静かな山の中に聳え立つ、彫刻家が建てたポツンと一軒家に滞在させて頂いた。アマビエが丘の上から海を見ている魔女らしい滞在先。
家の裏に、謎の階段を発見。呼ばれた気がするので登ってみると、そこには神社が。この土地の土地神さまに、挨拶をしました。
風が通り抜ける、気持ちの良い神聖な場所。
ここに祀られている御祭神は、暴れん坊の風の神「須佐之男命(スサノオノミコト)」の分霊(わけみたま)だそう。
神楽を舞う場所だろうか。どうやらこの魔女は、風を吹き起こす神に導かれた様だ。
流石ウラヌス(笑)風と革命の星、水瓶座魔女は、この地でどんな風を巻き起こすのだろうか。現代魔女パラレル宇宙子、いざ、広島の地に降臨です。
人は何故、形に残すのだろう。
時の流れに覆われた、顔の無い少女の彫刻が、宇宙子をひっそりと迎えてくれた。原爆に燃ゆる街、失われた命、恐怖、怒り、悲しみ。
歴史の惨劇をただただ静かに見つめ、その手で抱きしめている様に感じた。
人は何故、形に残すのだろう。
自己表現なんて安っぽい言葉じゃ、しっくりこない。
それはきっと、抱えきれないものを昇華させるため。
それはきっと、忘れないため。
死者たちへの弔い
平和を祈るflower circle(魔法円)の儀式は、死者たちを弔うためのもの。
真夏の彩りは、どこかchicな弔いの花たちに。
お墓に菊が飾られるのは、亡くなった方々が菊の香りが好きだからだと言う。
「神さま、救ってください」と言う花言葉に、平和への願いを込め添えた蓮の花。この土地に根差してしまった、沢山の傷みと悲しみと、受け継がれしもの。
花から実へと形を変え、巡る生命の循環に、死者たちもそうであって欲しいと祈ります。
無かった事にしちゃいけない
広島の街は、戦争で壊れた建物をそのまま再建した古い建物が多いと言う。
平和な街並みの中にひっそりと息を潜める影から、戦後の復興の必死さが伝わって来る。戦争の傷跡は、今も尚、この街と共に生きている。
当たり前の笑顔を取り戻すまでに、何世代も時間がかかった。
昇華できない傷み、悲しみ、憎しみを、希望の祈りに変える事が出来るまで、同じ傷みを知り、同じ憎しみを知り、同じ悲しみを知る人々が、1つになった。
平和を願うがあまり平和ボケした人たちは、
傷みを無かった事にする人たちは、
我関せずと沈黙する。
加担と同じ沈黙が、創る明日に希望はあるのか。
傷みがあるから、希望が生まれる。
死があるから、どう生きるに息吹きが注がれる。
無かった事にしちゃいけない。
そんな想いから、この広島の地に根付いてしまった傷みと真正面から向き合い、体感し、受け止めていく。そんな瞑想&アストラルトラベルをしました。
朝8時15分、原子爆弾が広島に投下された時刻。悍ましく鳴り響くサイレンの音を、静かに聴いていた。
一瞬で’その時’に飛び、生々しい恐怖、血の気が引く感覚。
テレビやニュースで観てきた「情報」では分からなかった、
この時この場所だから、生々しく感じられる深い体感がある。
セミの鳴き声、照りつける真夏の太陽、服にまとわりつく汗。
こんな暑い日だっただろう。
焼ける身体、喉の渇き。
水を求めて、川に向かう人々の気持ち。
家族は、街は、家は。不安と恐怖とパニックと、さぞかし怖かっただろう。
毎年8月6日の朝に鳴り響く悍ましいサイレンの音と、死者たちへの黙祷。
傷みを知るこの土地、広島の人々が、平和を願い、傷みを忘れない様にと、受け継がれてきた「祈り」。
日本人の現代魔女として、この土地で無ければ出来なかったcircle。
傷みを知る彼らだからこそ、今も尚、その傷みと向き合う彼らだからこそ、出来る祈りがある。
平和学習の「恐ろしさ」
動画内で広島の皆さんが口々に語ってくださった、平和学習の「恐ろしさ」。
お話を伺い感じたのは、広島の皆さんの平和への意識の高さ。
Youtubeをご視聴いただき、感想のコメントを下さった方の中には、「広島や長崎以外の地域で子育てをしていると、地元の平和学習はあっても、 最大の悲劇だった原爆についての学習は高学年になっても教科書にちらっと掲載されるだけでほとんどないのが現状」と言うお話をしてくださる方もいて、
この意識の差、受け取ったものの生々しい解像度の高さの差は、彼女たちの語る「平和学習」からだと感じました。
瞑想を始めた瞬間、飛行機の音が聞こえたと言うこのエリア。
近しい方々同士で同じものを受け取られていたり、同じサークルでも、グラデーションで其々受け取られているものが違ったり。
サバトやWSでいつも思うのは、何気なく座る席にも大いに意味があるという事。
戦場に行かない戦い方。一体どうする事が、私たちの戦い方になるのか。
綺麗事だけじゃ、単に祈るだけじゃ、争いは終わらない。
このFlower Circle (魔法円)の儀式は、
其々の「個」の先に「全」が在る事を、体感していく儀式だ。
平和を祈るFlower Circle (魔法円)の儀式
世代を超えて語り継がれる深い傷痕は、いつになったら癒えるのだろう。
家族を失い、愛する人を失い、笑顔を奪われ。
奪われるから奪い返す。
私たちは、ずっとそうやって繰り返してきた。
今この瞬間も、この世界のどこかで続く戦争を、私たちは、いつになったら終わらせる事ができるのだろう。
私たちは、いつになったら学ぶ事ができるのだろう。
同じ傷みと憎しみを知る者同士が、いつか許し合える日が来るのなら、それはきっと、誰かがその全ての傷みを受け止める事ができた先。
私たちは、私たちの闘い方で終わらせる。
日本人の現代魔女として、この土地で無ければ出来なかったcircle。
戦場に行かない戦い方。一体どうする事が、私たちの戦い方になるのか。
長い間、熟考してきました。
世界のどこかの、誰かに向けて。
一人一人が「個」の願いを越えていく。
希望のために、声を上げる。
#prayfortheworld #nowar #prayforukraine
広島DAY2 / 魔女術WS「自分オリジナルのルーン占いキット作り」
2日目は、自分オリジナルのルーン占いキットを作る、ウィッチクラフトの魔女術WSでした。
魔女講師として広島への出張は初めてだったのですが、広島でお会いする事が出来た皆さんが、本当に喜んで下さって、それが凄く凄く嬉しかったです。
実際にお会いできる事をこんなに喜んで下さる方たちが、日本の各地に居るんだなぁと、改めて実感出来ました。本当にね、面白い方達は、全国各地に潜伏しているのだな(笑)と発見もあり
出張魔女、行って良かったなぁと思いました。
広島の皆様、最後のお食事会まで、楽しい時間を本当にありがとうございました!
今回全ての窓口を担って下さったフラワーアーティストのチコさん、本当にお世話になりました!
終わりに
ご当地グルメある所に、魔女の召喚あり!
最後の日は、アート女子の楓ちゃんと妖怪ミュージアムに行きました!
ご当地グルメある所に、魔女の召喚あり!
本場の広島焼きは、うどん入り!!
宇宙子を必要とする地があれば、また出張魔女シリーズで旅をしたいと思います。
黙認と言う加担〜アンチに対して思うこと〜
と、ここまでが広島での魔女術WSの内容なのですが、
広島、戦争。
誰もが触れない核心に触れると、やっぱり一定数出て来るのがアンチ。
この動画をアップした後、アンチコメントの対応で思う所があったので、ここらで一度、自分の思いをまとめます。胸の内を赤裸々に綴っておりますので、同じ悩みと戦っておられる方の力になれたらと願います。
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