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35.【白い廊下 : 広場と怪しい屋台】
ある日の夢は学校のような病院のような……
そんな雰囲気の建物から始まった。
その建物の中を走りながら、誰かを追いかけていた。
同時にアタシも誰かに追われていて、立ち止まることができなかった。
学校や病院のような場所ではあるけど、アッチノ世界にある学校や停電病院とは違った雰囲気に思えた。
眩しいぐらいの真っ白な廊下を突き進むと、正面奥に扉があって開いていた。
外へ通じているのか、空が見える。
そのまま扉の外に出てみると驚いた。
すぐ足元に白い螺旋状の滑り台があった。
それを滑り降りると、公園みたいな広場に出た。
アッチノ世界にある学校の校庭にも似ている。
でも、公園よりは広くて、校庭よりかは小さい場所だった。
ここはどこなんだろう……。
立ち止まって考えていたら――
背後から音がした。
音が聴こえた方を見ると、錆びた緑色のフェンスの入り口が揺れている。
アタシも急いでフェンスの外に出ると、追いかけている誰かが左に曲がった。
追うように左へ曲がると、道の右側に蛍光色の屋台が現れた。
『魔石』『石』と書いてあってかなり怪しい……。
左側にも山小屋みたいな木造の小さな屋台があったけど、ここは看板も何も見当たらない。
どちらにも入らずに、そのまま真っ直ぐ走ると道路に出た。
道路を道なりに進んでいくと、迷路街の十字路に繋がっていた。
ここはいつかの夢で来たことがあると思った。
アタシは真ん中に立って、どの道を選ぼうか悩んでいた。
正面の道は明るい。左の道は暗い。
どちらの道もビルとビルに挟まれた緩い上り坂だった。
明るい道の方が絶対に安全。
でも、アタシが追いかけている相手は暗い道に行った気がする。
もしも、暗い道を選んだら、絶対に何か危険なことがある。
ここで迷っている間に、アタシを追いかけてきている奴に追いつかれてしまう。
早く決めなきゃ……
なんてドキドキしながら焦っていたら――
外の世界で地震が起きて目が覚めた。
あの奇抜な屋台には、本当に魔石が売っているのだろうか。
気になる。
そんな夢でした。
別サイト初回掲載日:2011年 01月31日
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