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panpanyaのここがすごい【ノスタルジックな神漫画】
蒸し暑い日が続きますね。暑くて外に出る気がおきません。
こんな日は、お家でゆっくり漫画に限ります。
「一話完結で読める、いい漫画はないかなあ」
と思っているあなたに、panpanya作品を激オシします!
panpanyaは、作者の名前です。
amazonでpanpanyaと検索すれば、一発で見つかりますよ。
あるある!ノスタルジックな日常風景
「こういうことって、あるよなあ」
Panpanyaの物語は、そんな日常のあるあるから始まります。
例えば・・・もうすぐ夏休みですね。友達の家へ遊びに行ったり、旅行に行くという方も多いのではないでしょうか。
友達と新幹線で日帰り旅行。東京駅の駅弁屋で鯛焼きを買う。
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あまりのおいしさに、次の大宮駅でも買ってみると・・・あれ?東京駅の鯛焼きと、形がちょっと違う?
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友達の家へ初めて遊びに来た。
「ここが君の家かあー・・・」
「ポットがすごいいっぱいある!」「コーヒーサーバー、麦茶ポット、電気ケトル、水のピッチャー」
「ふつうじゃない?」え?そうかなあ。
![](https://assets.st-note.com/img/1688183183847-4rEng9EFye.jpg)
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高速バスでの道中。車窓から、夜の家並みをボンヤリ眺める。
![](https://assets.st-note.com/img/1688183424412-nd013BeGaF.jpg)
「何の変哲もないひとつひとつの灯りに人の営みがある」
「もし私があの中のひとつに暮らしていたとしたら・・・」
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こんな光景から、物語が始まるわけです。
※これらのお話は『魚社会』に収録されています。
天才犬「レオナルドくん」常識外れの動物たち
しかし、この漫画をただの日常系漫画だと思ったら大間違い。
panpanyaはあなたを想像斜め上のシュールな世界へ連れて行きます。
例えば単行本収録『蟹に誘われて』では、通学路の脇道に突然ズワイガニが現れます。
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そして、panpanya作品に登場する動物といえば犬のレオナルドくん。
彼は犬でありながら当たり前のように二足歩行し、スラスラと喋ります。
時に主人公より聡明に、アナウンサー顔負けの解説を始めます。
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顔はゆるいが頭は冴えわたっている。
雑学好きにはたまらない1コマ解説「説明しよう!」
panpanya作品は、思わず「ほほう」と唸っちゃうような豆知識が満載です。
雑学好きにはたまりません!
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学校のかるた大会で優勝した主人公。巨大なトロフィーを抱えて下校していたら、通りがかったおじさんがリヤカーをくれました。
トロフィーを乗せたリヤカーを引いて歩いていると、交通取り締まり中の警察に注意されてしまいます。
![](https://assets.st-note.com/img/1688190823185-XvNIE4tXEQ.jpg?width=1200)
panpanya式「DIY」
panpanyaは、妄想DIYの達人です。
マニアックな雑学知識を土台に、主人公たちはとんでもない発明ショーを繰り広げます。
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サービスエリアでお土産を選ぶ主人公とレオナルドくん。なかなかピンとくるものが見つかりません。
いいお土産がないなら、自分たちでつくっちゃおう!
オリジナルの飴をつくるために・・・
なんと彼らは、サービスエリアの裏地で畑を耕し、サトウキビの栽培を始めます。
![](https://assets.st-note.com/img/1688186577193-kiFBUSrVKy.jpg)
トンデモ理論だけど、なんだか説得力がある。
いつもの暮らしが、ほんの少し楽しくなる
私たちはpanpanyaに導かれて様々なトンデモ世界へ迷い込みますが、最後は必ず日常へ戻って来ます。
戻ってきた時、主人公は夢の世界から大切ななにかを持ち帰ります。
それは時に、いつもの暮らしへ小さな学びをもたらすこともあるんです。
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サービスエリアでサトウキビを育て、飴に加工した主人公。
休み明けの学校で、そのお土産を友達にプレゼントします。
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「大事なのは、理想のおみやげを探し悩むことであり その先に、理想的でないおみやげなど、ないんじゃないか」
予想以上に喜んでくれた友達の笑顔を見て、主人公はしみじみそう思うのでした。
panpanyaの物語を楽しんだ後は、ぜひ近所をお散歩してみてください。
そこには、いつもよりちょっとワクワクする日常が広がっているはずですよ!
panpanyaの作品が収録されている雑誌「楽園Le Paradis」が6月30日、発売されました。
ぜひ漫画本編をお楽しみください!私も読みます!