最初から完璧を目指さず、薄く塗り重ねていく感覚
私は、何かを作り上げていく時に「薄く塗り重ねる」「回転数を上げる」ことを意識しています。表現の違いはあれど、多くの人が持っている感覚のように思います。
例えば
・勉強において、理解ができていなくてもとりあえず先に進み、何周かする。
・発表スライドを雑にいったん作り上げ、後から修正する。
・文章を書くときには、一度雑に書き上げ、全体を見ながら修正していく。
・イラストを描くときは、最初から完成を目指さずに、まずラフ画を描く。
・ソフトウェアの開発では、正式リリース前にβ版を作り修正を入れる(おそらくβ版完成前にも社内でテストされている)。
とにかく、「一旦早く全体を作り、後から修正を加えていく」という原則がありませんか?
この原則がある理由は
○最初に方向性を定めるため
○余裕を持って方向性を修正するため
○全体感を掴むことで初めて分かることがあるから
○はじめから各要素を完璧に仕上げても、組み合わせたときに必ず修正が必要になるから
などがあげられます。
根本的に「全体を薄くなり重ねる」「回転数を上げる」ことが必要なのは、作り上げていく対象物を完全に独立した要素に分けることができないことが原因のように思います。例えば、文章は要素(章など)が影響しあって一連のストーリーを作りますし、絵はそれぞれの要素のバランスで印象が全然違ってきます。
結局、「要素を個別に完璧にしても、繋げてみると「ちぐはぐ」になることがあるから、要素同士の影響もチェックしないといけない」という感じですかね。
もし、対象物を完全に独立した要素に分けることができたら、1つ1つ丁寧に作ることができますし、役割分担も容易でしょう。
前に分かりやすくて参考になるツイートを見たので紹介させてください。
jMatsuzaki様のツイートから引用
何かを作る際に、調査・分析・構成・創作・制作の5つの工程があるとして、これらの工程を1つ1つ片づけて進めるのではなく、同時並行で行うのが良い、と書かれています。
かなり納得感がありました。そもそもやってみないと分からないことは多いですから、柔軟に対処できるようにしておかないといけませんね。
あと、Plan Design Develop Test Releaseと検索すると表示されるイラストも、皮肉が効いてて面白いです。(出典が分からなかったので、載せることができませんでした。)
まとめ
・とにかく完璧を目指す前に早く完成させ、全体を見ながら徐々に修正を加えていく
「早さは正義」ですね!
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