言葉の違いに苦戦 M&Aあるある
こんにちは、(株)ワシントン靴店 商品部長の北川純子です。
今回は、違う会社同士が合併したり、統合したときにありがちだと思われる、両社の「言語の違い」に驚いたことを書きます。
話が通じない
同じように長いこと、同じ業界でやってきた「靴専門店」同士が一緒になったのに、両社で全く違う使われ方をしている単語がありました。しかもそれが、商売道具の、「靴の品種名」だったときは、衝撃でした。
旧タケヤさんの営業部と商品部とのミーティングにて、
「○○(某ライセンスブランド)のスライドを補充してほしいです」
と言われました。
わたしが思っている「スライド」は、これです。別名は、「シャワー」または「シャワサン」※シャワーサンダルの略 です。
一方、旧タケヤさんが補充してほしいと思っている「スライド」は、これでした。
これ、我が社では、「クロッグ」と呼んでいます。もう全然別の品種です。
わたし「○○(某ライセンスブランド)のスライドなんていらないでしょ!聞いたことも見たこともないですよ。まず、ナイキでしょ。ナイキさえあれば十分ですよ!!」
結構、強めに拒否してしまいました。
その後、思っている商品が全然違うと分かったときは大爆笑でした。
他にも初めて聞く言葉がたくさんあって、意味を理解するのに苦労しました。2社がひとつになるとき、まず一番最初にやるべきなのは、「言語の統一」だとつくづく思いました。
何の役にも立たないと思いますが、タケヤさんでは当たり前のように使われているのに、わたしたちが初めて聞いた言葉、3選をご紹介します。
「手取り(てどり)」
お客様が、商品を手に取ること。
例文)手取りがいい商品はこれです。
※初めて聞いたときは、粗利が取れる商品のことだと思いました。
「後方(こうほう)」
初回の新規投入分とは別に、取引先に発注している、補充分のこと。
例文)後方在庫はどのくらいありますか?
※店舗の倉庫に保管している在庫のことだと思いました。我が社では、「補充分」とか「積み込み分」と言っています。
「転送(てんそう)」
店舗から店舗へ商品を送ること。
※我が社では「移動」と言います。もしかしたら「店送」なのかも?
お互いを知るには、やっぱりコミュニケーションが一番大切ですね。
言語や文化に多少の違いはありますが、地域のお客様のお役に立ちたい気持ちは一緒です。志を共に、歩んでいきたいと思います。
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