parade556

プロの脚本家志望(シナリオセンター作家集団所属)、目標は倉本聰さんです。 短編作品(シナリオや小説)を中心に投稿していきますので、気軽に読んでいただけると嬉しいです。

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  • SFV(主にベガ)雑談

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    主に短編小説を掲載しています。気軽に読んでいただけると嬉しいです。

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最近の記事

20枚シナリオ「いつまでも教え子」

【登場人物一覧表】 呉斎(76)(51)   元刑事 香取崔(47)(23)  刑事 井上将司(54)     警察署・署長 呉仁(51)       斎の息子 強盗犯の若い男 人質の若い女性 その他、刑事や署員たち マスコミと野次馬   【本文】 〇コンビニエンスストア・全景    入り口に突っ込む乗用車。書店棚が大きくひしゃげ、商品が散乱。    数人の客が、車の下敷きになっている。    店内にいる店員や客が、驚いて集まってくる。   〇突っ

    • 詩「錆びついた夜に星を数えて」

       錆びついた夜に星を数えて   書割りの空を   指でなぞってく   朝を知らないうちに   乾ききった路地から   消え去る足音   猫の鳴き声さえ     河の向こうから    かすかに聞こえる     嗚呼、貨物船が   汽笛を鳴らして   向こうの向こうへ   運んでいく旅の群れ   嗚呼、貨物線が   引きずる車輪が   目を閉じているのか   開いているのか   錆びついた星を数えて   星を数えて   あなたの胸へ   乾ききった月の水面が   星を数える 

      • シナリオ「改造」

          ○国道(夜)    【T・PM23:24】    国道沿いに並ぶ飲食店(ファミリー向けのレストランや牛丼屋)、す    べての店が真っ暗。周囲に住宅はなく、飲食店以外は自動車工場と    林である。    辺りを照らすのは、街灯と信号機の光だけ。車の通りはない。    国道の十字路に、1軒だけ店内照明がついているファミレスがある。    店内には、防護服を着た3人の人間がいて、店内を消毒している。 ○ファミレスの駐車場(夜)    【T・AM2:37】    店の駐車場

        • 小説 (仮題)「再会」パート②

                          3  マキノが亡くなる、一週間前。  マキノは、大使館が立ち並ぶ街を歩いていた。時計の針は、まもなく6時半をすぎようとしていて、辺りはしんとしている。  マキノは毎朝、始発の電車に乗り、千葉の海沿いの町から2時間かけてこの街まで通っていた。  大使館と見まがうような高い塀の中に、マキノの働くミッション系の女子高があった。正門にはひとりの警備員が立っていた。  名前はイシグロ。イシグロとマキノは20年来の仕事仲間だった。購買会の店員と警備員だが

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        記事

          小説 (仮題)「再会」パート①

           この物語は、章ごとに数字が割り当てられている。 奇数で描かれるストーリーは、主人公の生前の話。 偶数で描かれるストーリーは、主人公の死後の話である。  生前の物語は、時系列が過去へさかのぼる形で書かれていて、死後の物語は、我々が身をもって感じざるを得ない時間軸の中で行われている。 最後に、この物語は、決して読者を幸せにするものではない。そのことだけをここで断っておきたい。                    1  信号は、赤だった。行きかう車の前で、通行人たちは足を止めて

          小説 (仮題)「再会」パート①

          シナリオ(10分ドラマ) タイトル「純真の表裏」

          ≪登場人物≫ 木村愛(29)    モデル 久世成孝(46)   木田建設の社員 ≪あらすじ≫  売れないタレントの愛は、食べていくためにTwitterでウソのセレブ生活を演出し、引っかかった男たちから金を巻き上げていた。  久世は、そんな愛に引っかかり、会社の金にまで手を出すことになる。 ≪シナリオ本文≫ ○撮影スタジオ・室内    水着姿の若い女性たちが、椅子に並んで座っている。    原色の水着にハイヒール。みんな似たような髪型をしている。    向かいには、中年の

          シナリオ(10分ドラマ) タイトル「純真の表裏」

          小説 (仮題)「終わった男」パート①

           しん、とした世界。  埠頭はまだ暗く、黄身がかった照明塔が、港湾に並ぶコンテナを音もなく照らしている。  音はあった。それはコンクリートの岸壁を、僅かずつ、でも確かに削りつづけている波の音で、それはあたりをうすく埋めている。  そこにあるすべてに、今は、意味などない。でもそこにある。そういう世界だった。  埠頭から街へ連なる目抜き通りは倉庫街で、その中に、野球の室内練習場があった。元々、労働者たちの草野球用につくったもので、室内練習場の裏手にはグラウンドがあった。グラウン

          小説 (仮題)「終わった男」パート①

          SFV(gold・ベガ)雑談

          シーズン5になり、ヘッドプレスが弱くなった。EX版の無敵が減ったことで、起き上がりに相手の打撃をすかして頭を踏む、なんてことができなくなった。 愚かにも、1回、試してみた。相手(キャラは失念)の打撃が当たり、ダウン。 次の試合で、もう1回、試してみた。やはり相手(キャラは失念)の打撃が当たった。 やはり、調整通りだった。それくらい、シーズン4では、ヘッドプレスの無敵に頼っていたことになる。 根本的に戦い方を変える必要に迫られることとなった。あれから2か月、少しずつ成果

          SFV(gold・ベガ)雑談