このバナナはよく熟れてきっと美味しかったのだろう
いつも通勤する近所の道に、ある朝バナナの皮が落ちていた。ちょうど良く茶色く熟れていて、おそらく皮の中身は甘かったであろうと思わせるバナナの皮が。
なんでこんな道端にバナナの皮がおちているのだ?
とは思ったが、そのまま通り過ぎた。
暫く歩くと、またバナナの皮が落ちていた。先程のバナナの皮と同じく、美味しそうに熟れていたであろうバナナの皮だった。そこで、さっきのバナナと今目の前にあるバナナが同じ房からもぎ取られたと予想した。バナナの持ち主は、この道を歩きながら熟れたバナナを立て続けに2本食べたのだ。
問題はここからである。
また暫く歩くと、見覚えのある点々と茶色く皮が変色した…そう、バナナの皮が落ちていた。なんということだ。バナナの持ち主は、この短距離の間に美味しいバナナを3本食べたのか。美味しそうに熟れたバナナに我慢できず、歩きながらバナナを食したのかもしれないし、それに加えてとてもお腹が空いていてのかもしれない。さぞかし美味しかったのだろう…。
今日はバナナジュースを飲みたいなと思った朝だった。
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泣いたり笑ったりしながらゆっくりと進んでいたら、またどこかで会えるかも...。そのときを楽しみにしています。