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中学受験をしようかどうか迷っているパパママ必見! 〜都内で子育てするなら中学受験させたほうがいいのか?問題についてのまとめ。 〜

こんにちは。都内で未就学児2児を育てるパッパラです。

タイトルについて考えてみました。
このまま東京で育児をしていくことが予想される身には避けては通れない話題だと思ったので。

私自身は地方出身、地元の公立校を経て、東大を卒業、総合商社で10年以上働き、現在はIT系ベンチャー企業で働いてます。管理職ですけど、役員とかじゃないです。

なので、中高一貫校に思い入れがある立場ではなく、どちらかというと「子供によって合う合わないがあるし、親の私が覚悟をきめられないし、中学受験を無理してさせなくてもいいんじゃないか」派です。
そして、自分は受験界でいうとまあまあ最高峰といわれる東大出身ですが、「東大出たけどただの人」で、高学歴だからといってそれで一生安泰でもないし、むしろ職業意識とかそれ以外の部分を磨いた方がいいのでは、、と思ってます。

そんな風に思っているものの、上の子は未就学児の今でさえ、大学の友人や保育園ママと集まると子供の中学受験の話題になるし、小学校の進学先は公立校ですが、半分以上が中学受験を選択するエリアです。

そう、昔からの友人、子供の友人の多くが中学受験を選択する環境。
こうした中で、「中学受験をする」「中学受験をしない」どちらの選択をするとしても、ある程度覚悟がいる選択なので、今のうちに自分の軸で調べて、最後は本人次第だけど、親である自分の方針は決めておこうかな、と思ったわけです。

自分なりに結構ちゃんと調べたので皆さんにも結果を共有しますね。
現状のデータからどう考えるか、は皆さんそれぞれだと思うのですが、大切なお子さんたちの将来を考える上で、少しでも参考になれば幸いです。

では早速。

その1:中学受験と高校受験、どっちのほうが選択肢が多い?

女の子の場合、高校受験だと入れる学校が殆どない、中学受験の方が楽だよ、と聞いた事があるので、本当にそういうことがあるのか、調べてみました。

詳しく知りたい方はこちら。

まとめてとしては以下です。

1.中学受験の方が全体的に偏差値は高め
2.女子は私立の中高一貫校比率が高めで、絶対数としても偏差値65までの高校に入りたいのであれば、中学受験したほうが絶対数も多い
3.男子は女子よりも中高一貫比率が少なく、偏差値◎以上の高校に入りたければ中学受験の方が絶対数も多い、ということもない。

女子は中学受験の方が選択肢多そう、男子はそんなことはない、ということで、今度は入りやすさ、について見てみました。

その2:中学受験と高校受験、どっちのほうが入りやすい?倍率をもとに男女別で考えてみた。

中学受験と高校受験、どっちのほうが競争率が高いのでしょうか。中学受験の場合、第一志望に入れる割合は少ない、複数受けてどこかに入るのが当たり前、と聞きますよね。

ということで、実際どうなのか調べてみました。

詳しくはこちら。

▼女子編

高校受験全体の倍率は1.78倍、都立だけでみると1.51倍、私立が2.08倍、国立が2.54倍です。
中学受験全体の倍率は2.88倍、中高一貫校が2.15倍、併設校が2.36倍、公立一貫校が6.65倍です。
全体的に、中学受験のほうが倍率は高いです。

中学受験の中央値66の倍率は中学受験全体で2.25倍、高校受験全体だと1.84倍です。
都立受験は各中学の進路指導で出来るだけ受かりそうなところを進めているから、過度な倍率にならないようになっている、という側面もあるとは思うのですが、私立だけでみてみても、「入りやすさ」の尺度でみると高校受験のほうが倍率が全体的に低いです。

あと、高校によって中学から入るときと高校から入るときで倍率が違います。
(例えば慶應・早稲田に入りたいなら中学の方が倍率低い、明治・青山は高校のが倍率低い)

▼男子編

高校受験全体の倍率は1.83倍、都立だけでみると1.62倍、私立が2.03倍、国立が2.67倍です。
私立を除いて、女子より若干倍率が高いです。
中学受験全体の倍率は2.99倍、中高一貫校が2.44倍、併設校が2.40倍、公立一貫校が6.65倍です。
こちらも、女子より若干倍率が高いです。あと、中学受験について中高一貫校と併設校の倍率の差が小さい事も特徴的です。

あと、、男子の場合、私立でみると併設校に中学受験で入るよりも高校受験で入った方が倍率が全体的に低いです。
(開成、早稲田、巣鴨、桐朋、明治とか)

ということで、あくまで倍率観点からすると、殆どの学校で高校受験の方が低い事がわかりました。

次に、入ってからの進学率に差があるのか、みてみましょう。

その3:中学受験と大学受験で、その後の進学率は変わるの?

詳しくは、こちら。

これは、スプレッドシートの集計表を見て頂いた方が分かりやすいです。

で、分析した結果は以下でおいてます。

1.確実にいえるのは、都立高校と、中高一貫の都立高校では、同じ偏差値であっても、進学実績は確実に中高一貫校の方が高い。
(←これ、そんなに差出しちゃっていいの?他の都立高校・中学にノウハウ還元しなよ、レベル)
 なので、同じ都立にいくとしても、中学受験でいくか(超高倍率なので、運もある)、高校受験でいくかは、要検討。
ちょっと、進学率をみて、そんなに都立の中学受験に準備がいらないのであれば、受けさせても良いかなと思いました。

 2.そして、都立と中学受験対象の私立で比較すると、同じ偏差値においては、都立の方が進学実績がいい。
 併設校の場合、併設校に進学する率が高いからか、高校入学時の偏差値と進学実績が連動していません。

 進学率と過ごし方両方を両立させるために中学受験を検討したいときに、その両方を両立できるのは、
 そのまま進学しても良いなと思える大学付属校にいくか、偏差値65くらいまでのある程度コンスタントに進学実績がある学校に入るか、だと思います。

 高校受験で私立を志望する、または併願する場合には偏差値だけでなく進学実績をしっかりみて選ぶべきですね。

3.国立・私立中高一貫のトップ校は進学実績が抜群。

そう、なのでもし子供が勉強が得意そうで、偏差値65もしくは偏差値70以上のトップ校に入れそう、受験できそう、であればここを目指して、中高一貫で過ごす仲間をみつけて、大学受験に備えたり、色んな刺激を受けてもらう、みたいな感じなのでしょうね。

ということで、あとは費用とか準備面での確認となります。

その4:中学受験と高校受験、費用と準備はどれだけ違う?

▼中学受験をする場合

詳しくはこちら。

準備について、私立・国立を目指す場合には、小4から入塾、小5の夏までに小6までの学習範囲を終わらせ、受験対策をする、というケースが多いようです。
通塾前提ですが、受験までに200万程度の費用がかかります。

都立中高一貫の場合だと、小5くらいからコースがスタートする場合が多いようで、この分準備期間・費用は若干軽減されます。

ただ、確実に受かりたい場合には、小4から通塾させるパターンもあるようです。

いづれも塾に通ったパターンで、うまく通信講座を組み合わせたり、過去問を自宅で行なう等、やりようはあるのだと思いますが。

晴れて志望校に合格した場合の入学後の費用ですが、私立は年間100万、中高一貫でみると6年間で600万、国立・中高一貫校は年間15万程度で、公立中学と大差ありません。

▼高校受験をする場合

都立校は内申3割、試験7割です。

中学3年時の成績が加味されますが、ある程度授業での積極性やテストなどの成績も重視される形です。

準備期間については、ここは人によりけりで何とも言えませんが、早い人だと中学に入ってから通塾するケースもあれば、中3から本格的に準備するケースもあれば、様々です。

また、中学受験と比較して、通塾以外の手段もあり、子供も創意工夫で勉強方法を工夫する余地もあることから、1年間フルで通塾した費用として60万前後をみています。
国立・私立についても準備期間や費用については、受験対策期の過去問対策以外は大差ないかと思います。

入学後の費用については、私立は年間100万前後、公立は15万前後となります。

▼まとめ

maxかかるパターンは、私立中高一貫校に行き、そこから大学受験で私立大学理系に進む場合でしょうか。

私立中に入るまでに200万、中高の学費で600万、大学受験対策の塾代で100万、大学の学費で年間120万程度で、1,380万円。学校によってはその間留学とか、部活動等の課外活動もあるので、ここから更に費用がかかってくるイメージでしょうか。

minimumのパターンとしては、公立中学、公立高校、国立大学文系でしょうか。
この場合、中学の学費45万、受験対策費として60万程度、公立高校学費で45万、大学受験対策費として余裕を持って100万、大学の学費で年間50万程度で、合計450万円。

大学に入るまでの費用で比べると、私立中高一貫で900万、公立で250万、差額650万。
この差額に何の価値をおくか、ですね。

さあ、ここまでお読み頂きありがとうございました。
皆さんは結果をみて、親としてどうしようと思いましたか?

私は色々みてきて、自分の子供にはこうしようと親としての方針は考えています。

私の方針はこちら。

子供の可能性は無限大かつ子供は親とは別の思考や能力を持った別の人格です。
親が望む通りの道に進まないケースもあるでしょう笑

子育ては正解がないし選択の連続。
迷いながら進むことが多いですが、一つ一つの選択の果てに、子供たちそれぞれが充実した人生を送ることにつながっていけばと思います。



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