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尼僧プロジェクト1 剃髪(ていはつ)で現実逃避篇

ブッダ(お釈迦様)に倣い、
ヒトを苦しみから解き放つお手伝いをすることで、恩返しができるじゃないか🫢
ほんまもんのかけこみ寺ができるじゃないか🫢
今の塾を、ほんまもんの寺子屋にできるじゃないか🫢と歓喜✨

そうだ 僧侶、なろう。

そうだ 僧侶、なろう。10 子宮全摘出術+完結篇より)

↑となった数か月後、2022年元旦。
年賀状で、現在の師僧に

「師僧みたいに、浄土宗教師になりたいんすけどー、どうすりゃいいっすか?」

びっくりした師僧。
すぐさま、連絡をくれました。
「どういうこと?!!!なんで??!!!」
みたいな(笑)

恩返しの話をしたら、即オッケー😂

尼僧プロジェクト発足!

※尼僧(にそう・女性僧侶)

佛教大学に入るための準備を早速始める。

まず、

師僧探しと僧名決め。


師僧探しは、最初、尼僧さんを探してくれていたが、うまく見つからず、師僧が師僧をやることに

僧名は、漢字2文字で、「子」はダメ
本来、師僧が弟子に授けるものらしいが、師僧は伝統にとらわれない柔軟な方なので、私に、決めていいよって言ってくれました✨️

俗名は、親が松田聖子好きで、聖子になっちゃったー的な名前で、かなり不満があったので(;'∀')
新しい名前になるのは、私にとっては棚から牡丹餅的な出来事でしたぁ~(∩´∀`)∩

良い感じの僧名が決まったところで、1月25日に得度式
そして、僧籍登録度牒

2022年4月。

佛教大学入学✨️


オンライン講義、一定期間の修行、スクーリング、レポート、試験。
60単位の履修が必須。
最短2年で取得可能。
私の場合は、家庭の事情や、コロナのクラスターにまんまとハマったりで、3年かかった。

この一連の流れで、途中で気付いた。

あ。お坊さんって、そういえば、お葬式やんじゃん…ってことに。
やべー、絶対に一緒に泣いちゃうー、無理ー、みたいな💦

佛教大学の講師陣は、ほぼ全員、かなりフラットなモノの見方ができる、アカデミックな方達でしたので、講義は、オンライン・修行中にかかわらず、めちゃくちゃ面白かった(∩´∀`)∩
(あ、つまんないのも、もちろんありましたが…、概ね、ハイクオリティ✨️)
変に阿弥陀仏を信じろ~!!!みたいな、押しつけがましいのがなく、淡々とお経の内容、仏や法然上人の教え、歴史等々を講義してくれたので、楽しかったぁ~♪
知的好奇心満たせたぁ~♪
漢文は無理だったけど…(-_-)

同時に、あまりに仏教が幅広過ぎるがために、どう解釈していいか分からなくなる上に、特に「女性」としては仏教界の現実と理想に苛まれ、
僧侶、無理かも・・・
と何度思ったことか…(笑)

さらに修行は…
たぶん、他宗派と比較したら、大したことないかもですが、
「浄土宗ってお念仏してりゃ良いんでしょ?」
ナメていた私には、
想像以上に、精神的にも肉体的にもキツかったです…💦

うんと年下のお坊さんに怒られますからね…( ̄▽ ̄;)
プライド、ズタズタですよ…(笑)
言い方がイマイチで、
「てめぇー、娑婆だったら、ぶっ〇す」
って、内心思ったこともあります(笑)
言わないけど…。
ただ、だいぶ了見狭く見えるから、老婆心ながら、あのモノの言い方はやめた方がいいですよって、アンケートには書きましたけどね(笑)
↑言わずにはいられない(笑)
昭和では、まかり通っていたんだろうけど…
ハラスメントやめよう時代の現代人としては(笑)
三人の男の子の母親としても(笑)
逆指摘せずにいられない(笑)

反対に…、もう此の世のものとは思えない

「美しい僧侶」


も存在します。
この美しいお坊さんたちは、ルックス良し、お声&おとなえ良し、所作良し、指導良しで、全てにおいて美しいのです。
この方たちには、厳しいことを言われても、素直に聞こうという気になってしまいます❤

さらに、指導者のトップの方が、佛教大学も、加行も、同世代だったのですが、もう、その仕事ぶり(マネジメントぶり)が素晴らし過ぎて✨️
同世代としては、

「よっ!!!中年の星✨️」


と思って、大変嬉しくなり、自らも頑張ろうという気になっていました。

この方々を拝めただけでも、ああ~、お坊さん目指してよかったぁ~と思いました。

ただ…、いずれにせよ、私は、この年齢(ほぼ50)が限界だったな、って思いますね。
60代の方々は、本当にキツイと思います。
お経を覚えるのも、キツイですしね…。
固有名詞も覚えられない~
キツ過ぎ~
もう少し若ければなぁ~と何度も思いました。

僧侶資格取られるなら、お早めに!!!


そして、当然と言えば当然なのですが、受講生のほとんどが、寺ネイティブ(お寺の子供)、もしくは、寺ネイティブと結婚したって人達なので…、私のような、全くのノン・ネイティブは、普通に少数派

大抵の場合は楽しく過ごせていたのですが、ときどき感じていたアウェー感

それが、加行のときは、顕著に出ました。
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加行(けぎょう)」とは、正式な僧侶になるためのファイナルステージ。
ラスボス感ハンパない修行。
毎年12月に、3週間、京都の知恩院か、東京の増上寺のどちらかで受けられるものです。
一生に一度しか受けられない超重要な修行です。
参加されている修行僧は、加行僧(けぎょうそう)と言います。
(そうだ 僧侶、なろう。5 寺籠り篇より)
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私は、増上寺の加行を受けたのですが、それまで佛教大学で学んだため、仲間はみんな、知恩院の方に行ってたんですよね。
事情あって、増上寺の方を受けたために、

アウェー感、ハンパなかった


です。
また、関東のやり方に適応するのが、ほぼ50のおばさんには、かなりキツいものがありました。

さらに、私は、僧侶になった後のことが、だいぶおぼろげになっていました。

①ヒトを苦しみから解き放つお手伝いをすることによる恩返し
②かけこみ寺
③寺子屋

この3つをやるために、僧侶になろうっ!!!と頑張ってきて、あるお寺の後継ぎにもなっていたのですが、まぁ、あれこれあって、後継ぎもどうしたものか…と思うようになっていました。

そして、よくよくこの①~③を見ていただきたいのですが、これら、実は、僧侶にならなくっても、他の方法で実現することって、できちゃいますよね😅?
②③は一応「寺」って漢字が入ってるけど、別に、ホントの「寺」じゃなくてもできてしまう…( ̄▽ ̄;)

わざわざ

僧侶になる必要


があるのだろうか?
寺ネイティブでもないので、絶対にお寺継ぐ必要もないし…
って思うようになってしまい、加行前に、相当

加行ブルー


になっていました。
マリッジブルーにもマタニティブルーにもなったことないのに…😥
あと、加行だけ!
加行さえ終われば、正式な僧侶になれる!
ってときに...

土壇場で

急ブレーキ


が自分にかかってしまいました😭

同じ大学卒業の大先輩(男性)が、この似た時期に、僧侶になるのを止められたという話を過去に聞いていたので、めちゃくちゃ気持ち分かるなぁ〜なんて思っておりました💦

でも、そこは、おばさん根性発揮✊️
もったいない精神あるんで、こちとら。

ブルーな気分を紛らわすために、頑張って、剃髪(ていはつ・スキンヘッドのこと)への過程を楽しむように心がけました。

題して、

剃髪への道✨️


剃髪に関して、尼僧先輩から、

「10月に、まず1センチの長さに、11月に、2ミリにして寒さに慣れ、(12月)入山日当日に剃髪しました。
床屋さんが言うには、急に短くすると一時的にフケが出やすくなるそうなので、慣らしが必要との事です。」

と言われたので、以下のスケジュールで動いた。

①美容師志望の次男にブリーチ+カラーしてもらい、白髪に髪色を合わせる(黒→銀)

次男初めてのブリーチ+カラーで、思ったより銀髪にならず😅
次男、落ち込む・・・の巻(笑)
でも、結果オーライで、友人らには大好評✨️

②10月 美容院でベリーショート 横9mm
写真上段一番右。
ブッダが碧い目だったらしいので、ブッダに寄せて、碧いコンタクト付けたら、もはや、なに人かわからなくなった(笑)
ま、コスモポリタンですが、なにか?みたいな(笑)

①~②

③11月 次男にバリカンで2㎜にしてもらう
だいぶXGのCOCONA感出て嬉しかった(笑)
XG大好きぃ~❤
④12月 増上寺ゆかりの床屋で剃髪
(ちなみに剃髪のことをマルガリータとも呼ぶらしい(笑))

③〜④

さらに!!!
尼僧仲間が娑婆生活用に高級カツラを購入されていたのを見て、私は、Amazonでやっすいのをいくつか買って、楽しんでみた😂
五劫思惟阿弥陀仏に思いを馳せたアフロヘアが一番似合う結果に😂
いつか、みんなでアフロをかぶって、
五劫思惟阿弥陀仏リスペクトお念仏ライブ
とかやってみたい🤣

次男に長髪似合わないと言われた😅
大好きな五劫思惟阿弥陀仏♥

というわけで、

存分に現実逃避


するが、一刻一刻と加行入行日に近付き、

ますますブルー


になっていった…😮‍💨

つづく…。

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久村えり
できるだけ多くの方に楽な気持ちになっていただきたいので、無料記事onlyにしています。私の宗教者としての活動を応援していただける方は「スキ」や「応援チップ」をお願いいたします🙇とっても励みになります😭皆様の気持ちをすこしでも軽くできることを願って✨️