114日目 積み重ね(大谷翔平選手 51-51達成について思うこと)
日本時間9月20日(金)、アメリカ大リーグ、ロサンゼルス・ドジャース所属の大谷翔平選手が、前人未到の「51−51」を達成した。「51−51」というのは、ホームランと盗塁の数を表している。
1シーズンでホームランを50本打つというのは、とてつもない記録である。力自慢の大リーガーとはいえ、そう簡単なことではない。それなのに、盗塁も50個記録するという、大偉業。もちろん、これまで誰もそんな記録を打ち立てたことはない。
おまけにこの試合、「48−49」の状態で迎えた大谷選手は、6打数6安打10打点という大暴れ。6安打中3本がホームランで、さらに盗塁も2つ成功させ、大記録を打ち立てたのである。
もはやここまでの活躍を目にすると、大谷選手が何か神がかった存在にしか見えなくなってくる。それほどまでに、活躍の勢いが半端ではない。
素晴らしい成績は、並々ならぬ努力の賜物であることは疑いようがない。
試合後の会見で、大谷選手は次のように語っていた。
「これからも、いい打席を積み重ねていきたい」
1打席にかける、並々ならぬ努力。
どれだけすごい力を持っていたとしても、1打席に2本のホームランを打つことはできない。
1度の盗塁で、盗塁が2度記録されるということもない。(調べたことはないが、きっとそのはずだ。)
要するに、全てが一つ一つのプレーの積み重ねなのである。
51本のホームランも、51個の盗塁も、大谷選手が一つ一つ積み重ねてきて成し得た記録なのだ。
そう考えると、神がかった存在に感じられた大谷選手から、私たちが学べることは多くあるはずだ。
一日一日を、大切に積み重ねること。
一つ一つの仕事に、情熱を注いで向き合うこと。
交わす言葉の一語一語に、思いを乗せて伝えること。
日常生活の中に、積み重ねられる「原因」はいくらでもあるはずだ。
よい原因が、よい成果を生み出す。
一つ一つを大切に、これからも積み重ねていこう。
しかし、本当にすごい記録だ。
同じ時代に生まれて、こんな場面を目にできたことを誇りに思う。