「視界不良につき注意せよ!」
実に不便である。視力が悪い上に老眼ときたら、そりゃもう不便さもスペシャルである。
仕事の際にはコンタクトレンズ、自宅ではメガネ、緊急事態には老眼鏡。TPOにあわせて見事に使いこなしている。それを言うならケースバイケースか。
先日、外出準備の最終仕上げにコンタクトレンズの装着に取り掛かっていた。洗面台に右目、左目用の各レンズを置く。何となくだが、右目用は向かって右側、左目用は左側に置くようにしている。間違って装着してしないようにと細心の注意を払っているのである。というよりもその配置が心地よく、心の据わりも良い気がしている。
先ずは右目のレンズを手に取り、右目に装着した。目の調子が悪いせいかコンタクトが上手く入らない。数回繰り返して右目のレンズの装着が完了した。そして左目の装着へと続く。装着の途中だが花粉症の影響なのか、どうも右目のレンズの具合が悪い。目を擦ると痒さが増して、我慢ならん感じにまで到達した。何度も何度も目を擦るので、目の周りがヒリヒリとして赤く腫れている。痒さに負けじと左目用のコンタクトの装着を終えたが焦点が定まらない。正面にある鏡の中にいる自分の顔が霞んで見える。まぁそれくらいが顔がはっりきと見えないのが良き頃合いなのかも知れないが、外出先で何かと支障が出ると困りものである。
再度冷静に鏡を見るとどうやら左目が特に見えていない気がする。レンズの確認をする為にを左目に指先を近づけた。
「左目にコンタクトが装着されていない」
これはこれで大慌てする結果になった。
「どこに落としてもうてん」
洗面台、床にコンタクトが落ちていないかの捜索が始まった。そもそも発見出来るほどの視力を持ち合わせていないから困ったものである。
どう探しても左目用レンズを発見する事が出来ず、もしかして顔に引っ付いているのではと再度鏡を覗いた。そして更なる異変に気付いた。
「右目も霞んで前が全く見えてへん」
そりゃもうパニックに陥り、もしかすると脳内に異常が起こったのでは慌てる始末。なんだか体調も悪いような気がしてきた。
「右目のコンタクトも外してみよう」
手を洗い右目のレンズを外した。すると突然右目の視界が良好になったのである。
「レンズを外したのにどういうこと?」
鏡に近づいて右目を確認するとレンズが装着されているではないか。先ほど外した筈なのにしっかりと装着されている。
「右目にレンズを2枚入れとるやん!」
何をどう間違えたのかは不明だが、どうやら右目に右目と左目の2枚を入れてしまったようだった。右目にダブルコンタクトをやらかしてしまったので、左目はレンズ無しで見えず、右目は矯正しすぎの状態になってしまっていたのである。
なぜ慌ただしい朝の時間にこんな面倒ばかりを起こしてしまうのか。視力矯正をする前にもっと矯正すべき所が多々あるのではないかと不安に駆られる今日この頃である。
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