備る 夕方6時のエッセイです。
備るとは、必要なものが準備されている状態です。その準備をする事を備えると言います。
想定した事に対して準備しておけば安心です。忘れ物をした時に予備を準備してあれば安心です。怪我や病気になった時に保険を契約しておけば安心です。死亡した時に生命保険で後に残った人が困らないようにしておけば安心です。
想定外の事が起こるから備られないのです。人生は想定内であっても備える事ができないものがあります。
年金制度が無くなる。銀行が潰れる、戦争になる。
絶対に有り得ない話では無いのです。年金制度は国民年金基金が実施している保険料金を積み立てて運用した利益で年金を支給しているのです。運用を失敗すれば支給できなくなります。積み立てている年金保険が入ってこなくなれば基金を使う事になります。年金の運用は株や国債で行っています。
国が戦争に巻き込まれたならば経済は破綻します。銀行も潰れるでしょう。
経済戦争だから制裁だからと軽く考えていたならば物価は上がるが給料は下がり、失業して食べていけなくなることもあるのです。
転機だと捉えて将来に備えましょう。
非常事態宣言で経済は麻痺しました。これ以上経済が混乱しないように非常事態宣言を発令することはないでしょう。会社と人と共存共栄を目指す企業は残るでしょう。他社との共存共栄も必要です。ライバルのない独占企業は今、以上の発展は望めなく縮小していくでしょう。歴史を見ればわかることです。
革命や戦争、クーデターなどは、治安が悪くなると発生する可能性が高くなるのです。お互いに助け合って生きていきましょうと言っている間は治安が悪くなることはありません。欲望を満たすのが生きる目的だと思っている人が増えると争い事が増えるのです。思いやりを持って小さな幸せに気づく事が人生を豊かな心にしていくでしょう。
沢山のことを学ぶことで道が見えてきます。脇道の行き先が分かればそちらに向かうのも良いでしょう。自分の意思で生きていきましょう。
いつか死ぬ時に「自分の人生は楽しかった」と言えるように