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わたしの価値観とあなたの価値観は異なるのです。でも同じ価値観だと気づく部分が普遍的な価値観だと気づいたならば、普遍的な価値観が、話し合う始まりです。話し合いが途切れそうになったならばそれを思い出しましょう。5000年前の恨みを、現在晴らしたところで、新たな恨みとなってそれはさらに5000年続くのです。そして、今戦争状態にある国々も、国民の幸せと平和を願っているはずです。

永遠の恨みと普遍の願い
ある星には、青と赤の二つの種族が住んでいた。青族は平和を愛し、共有を大切にする。赤族は競争を好み、個を尊重する。両者は長年、それぞれの価値観を主張し、互いを敵視してきた。

ある日、青族の科学者が、赤族の祖先が5000年前に青族の聖地を汚したという歴史的事実を発見した。この事実を知った青族は激怒し、赤族への復讐を誓う。しかし、青族の若者、アオイは、この報復が新たな恨みを生み出すだけだと考え、心を痛めていた。

アオイは、星の歴史書を読みあさった。そこには、青族と赤族が、何度も争い、和解を繰り返してきた歴史が記されていた。アオイは、過去の恨みに囚われ続けることの無意味さを悟った。

ある日、アオイは勇気を振り絞り、赤族の若者、アカと話し合うことにした。「私たちは、なぜこんなに長い間、争い続けているのだろう?」アオイは、そう問いかけた。アカは、青族の祖先の行為に憤慨しながらも、アオイの言葉に耳を傾けた。

二人は話し合いを重ねるうちに、お互いの価値観の違いに気づきながらも、平和を望むという共通の願いを持っていることに気がついた。彼らは、過去の恨みに囚われるのではなく、未来のために協力することを決意する。

二人は、それぞれの種族の代表者に、話し合いの結果を報告した。最初は反対意見が多かったが、アオイとアカの熱意に心を動かされ、最終的に両種族は和平条約を結ぶことに合意した。

しかし、平和が訪れたのも束の間、別の星から侵略者が現れた。青族と赤族は、過去の争いを忘れ、力を合わせて侵略者に対抗する。二つの種族は、共通の敵を持つことで、初めてお互いを理解し、尊重し合うようになった。

この物語は、私たちに何を教えてくれるだろうか。それは、どんなに異なる価値観を持つ人々であっても、平和を願うという普遍的な願いは共通しているということだ。そして、過去の恨みに囚われ続けるのではなく、未来のために協力することが大切だということを。

5000年前の恨みを、現在晴らしたところで、新たな恨みとなってそれはさらに5000年続く。そして、今戦争状態にある国々も、国民の幸せと平和を願っているはずです。

この言葉は、私たちに、過去のしがらみを捨て、未来に向かって歩み出す勇気を与えてくれる。そして、多様な価値観を持つ人々がお互いを尊重し合い、協力することで、より良い未来を築くことができるということを教えてくれる。

#パンダで大好きポッちゃん