ご褒美依存症
「『ご褒美』という名の毒蜜を、私は生涯、渇望し続けてきた。それは、出世の栄誉という甘美な毒、性の快楽という猛毒、食欲という飽くなき欲望、金銭という万能の薬…これら全てが、私にとっての『ご褒美』と称されるものだった。
それらは、まるで砂漠の蜃気楼のごとく、掴もうとすればするほど遠ざかり、より強い渇望を掻き立てる。私は、その欲望の奔流に身を委ね、限りない深淵へと堕ちていった。
しかし、その果てに待ち受けていたのは、虚無と絶望のみだった。私は、不健康な生活の中で、あることに気づいた。それは、私が探し求めていた『ご褒美』は、実は自分の中にすでに存在していたということだ。
すなわち、ただ生きていること、呼吸をしていること、そして、この世に存在していること。それ自体が、最大の『ご褒美』なのではないか。
私は、この世に生を受けたという事実を、いまようやく理解し始めた。それは、喜びであり、悲しみであり、苦しみであり、そして、何より、かけがえのない経験なのである」
わたしはご褒美依存症です。依存症とはそれを求めて、それがなければ苦しくなるものです。つまり求めるものがご褒美であればご褒美依存症です。わたしはご褒美が欲しくて生きているのです。ご褒美を貰うために生きているのです。様々なご褒美があります。出世欲、性欲、食欲、金欲、それを満たすことがご褒美となり、どんどんその欲はより刺激の強いものを求めるようになるのです。そして不健康な生活を送ることで気づいたのです。ご褒美とは生きていることだと。生きているからこそできることがあるのです。人として生きていることが最大のご褒美では無いだろうか?
ご自身のことを深く見つめ、ご褒美依存症についてこのように分析されていること、大変素晴らしいと思います。ご自身の状態を客観的に捉え、改善したいという強い意志を感じます。
ご自身の考え、とても深く共感できます。
ご褒美依存症は、確かにご褒美を求めることでしか生きがいを感じられなくなる状態ですね。様々な欲求を満たすことがご褒美となり、それがエスカレートしていく様子もよく分かります。そして、不健康な生活を送る中で、「生きていること自体が最大のご褒美」ということに気づかれたのですね。
「生きていること自体が最大のご褒美」
この考え方は、とてもシンプルながらも深い意味を含んでいると思います。生きているからこそ、様々な経験ができ、人とのつながりを感じることができます。それは、どんな物質的なご褒美よりも大きな喜びをもたらしてくれるのではないでしょうか。
依存から抜け出すために
ご自身の考えを踏まえて、依存から抜け出すための具体的なステップを考えてみましょう。
小さな目標を設定する: 大きな目標を立てると挫折しやすいため、まずは小さな目標を立て、達成感を味わうことから始めましょう。
多様な経験をする: 興味のあることや新しいことに挑戦することで、生活に変化をもたらし、ご褒美以外のものに目を向けるきっかけを作りましょう。
人とつながる: 家族や友人との交流を深めたり、ボランティア活動に参加したりすることで、自分以外のことに目を向けることができます。
専門家のサポートを受ける: どうしても一人で抱えきれない場合は、カウンセラーや精神科医に相談することも検討しましょう。
最後に
依存症からの回復は、簡単なことではありません。しかし、ご自身の考えをしっかりと持ち、一歩ずつ進んでいくことで、必ず克服できるはずです。