(19) あれから5年、続々と竣工! 2018年その3
こんにちは!
今日も作業が少し待ち時間なので、記事アップです。
更新の頻度にムラがあり、申し訳ありません〜。
調べていくと、2018年は作品や竣工写真がとても多かったので
4部構成にさせてもらいました。
まだ続きますが、お付き合い下さいませ〜。
(※今回はちょっと長めの記事です)
現在、パース作成業務はほぼPC作業です。
納品したら、では次の物件!といった感じで
日々忙しく作業は進んでいくので、パース製作後の建築の流れまで
追っていなかった案件が結構あります。
ですので納品から5年経ち、その後どのように竣工されたのか?など
調べていくと、また色々と思い出すものがあります。
※ 作品画像はダブルクリックで大きく表示できます。
◇ 八戸市 うみねこ学園
うみねこが飛ぶ、海にほど近く好環境な立地に
移設改築された施設のパースでした。
低層の分棟型施設で『うみねこ』の羽根のようなをデザインにとり入れた
ハイサイドの塔屋が特徴のデザイン。
色彩で自分の居住スペースが認識できるように
『赤、青、黄』に色分けされています。
こちらは令和2年(2020年)に完成しています。
その後を調べている時に見つけた
移設改築の流れが分かる建設会社のWEBページを掲載させていただきます。
用地獲得から完成、実際の利用状況の流れがよく分かる動画です。
プロポーザルで当選して、2019年には基本設計で再度描かせていただきました。
この時には内部のパースも何枚か発注がありました。
実際のデザインは当選時のものよりかなりシンプルになっています。
◇ 三原市立中央図書館
2020年6月に竣工しました。
弊社は、内観を担当させていただきました。
建物に目が行くように、人物の着色は抑え目です。
◇ 某商業施設プロポーザル
福岡市に新しくできた大型商業施設のプロポーザルパースです。
残念ながら、この案は不採用でしたがスポーツや体験型施設などを敷地内に
盛り込んだ面白い商業施設でした。
コンセプトをそのまま残し、別案ですが既に施設はオープンしています。
◇ 千葉公園総合体育館
千葉公園の内部に体育館と競輪競技場を刷新し、一体開発した計画です。
老朽化した「千葉公園体育館」「千葉市武道館」
「千葉市中央コミュニティセンター(プールを除く)」の機能を集約、
千葉市のスポーツの拠点にしようと工事を進めました。
隣接の千葉競輪場は『TIPSTAR DOME CHIBA(千葉JPFドーム)』として
2021年、生まれ変わりました。
『PIST6 Championship 』という自転車トーナメントが開催されています。
HP、めちゃかっこいいです!https://www.pist6.com/
自転車競技の国際規格を有する木製250m周長のドーム型トラック。
自転車競技や競輪開催(PIST6)以外にも、様々なシーンでご利用できます。
体育館はネーミングライツを市が募集し
『YohaSアリーナ~本能に、感動を。~』(略称「よはアリ」)に決定。
※なぜかサブタイトルがついています!
「YohaS」とは、千葉公園で開催されるオオガハスをテーマにした
夜のアートフェス「YohaS(夜ハス)」のことだそうです。
体育館はコロナ禍の影響で工期が少し伸びたようですが
2023年(令和5年) 4月20日にオープンしました。
プロポーザル当選後、2019年に内部エントランスのイメージを
描かせていただきました。
こちらは、竣工時のレポートを載せて下さってる区議員さんのnote記事です。
具体的な内部の設備など、興味深い内容です。
◇ 小岩小学校プロポーザル
小岩小学校は、2020年(令和2年度)より新校舎の建設工事を始め、
2022年(令和4)年3月に竣工しました。
詳細は、江戸川区HP小岩小学校 改築の概要をご覧ください。
内観で、一番大変だったアングルはこちらです。
断面+アクソメの入力が大変でした。
切り取ったり、手前を足したりといいとこどりアングルですが、
見せ方のいいサンプルとなり、その後このパースを希望される物件が増えました。
建物のどこをどう切り取るかが一番重要なので、いまだに入力には気を使います。
◇ 某体育館 プロポーザル
残念ながら、このプロポは不当選(次点でした。残念!)でしたが、
結構なボリュームのパースをかなりの枚数描いたので、お焚き上げ〜〜。
ちなみに、この施設は2023年(令和5年)3月10日に竣工しています。
◇ 某リゾートホテル 平面イラスト
以前、プロポーザルや公共施設の仕事がメインになる前は
マンションのパンフレット用パースを完全に手描き納品していました。
もう15年以上は前です。
その頃は、マンションの平面イラストを描くことも多かったですが
なかなか最近は需要も、発注も少なく。
久しぶりにこのようなテイストのイラストをご依頼いただきました。
、、、といっても線は手描きですが、着色はフォトショップです。
ペンも万年筆を使い、強弱をつけてカリカリと文字まで手で描いて
タッチ的には新鮮で楽しいお仕事でした。
そういえば、この頃まではスタッフは皆、完全手描きでペン画を仕上げ、
スキャンしてPhotoshopで加工し、線画として抽出して使っていました。
2019年に、私はiPad Proを購入し、なんとか液タブとして使えないかな〜と
試行錯誤し始め、だんだんアナログなペン画から液タブでの線画に
事務所全体が移行していくのです。
今は完全に液タブやタブレットでの線画作業です。
でも、やっぱり所長が描くピグマペンの線画は勢いと筆圧が絶妙で
なかなか液タブでは真似できない生きた線たちなのです。
その線画が、ほとんどデジタル作画になっている弊社のパースに
彩りを加えているのかなと思います。やはり人物や有機物は、
アナログペン画の方がいまだにいいな〜と思ってしまいます。
娘(小3)が最近タブレットでずっと女の子のイラストを描いています。
あのアプリ、このアプリが欲しいだの言って
あまり練習せずにいきなりアプリの機能でそれなりのイラストを描こうと
チートするので、『もっと紙にひたすら描かんかい!』と
思ってしまうのですが〜、、、。う〜む。
やっぱり手描きの基礎は大事です。
最近は仕事では完全デジタルですが、ペンで描くのはやっぱり好きなので
紙に描く作業は大事にしたいと思います。
まだ、日々修行です。
読んでいただきまして、ありがとうございました!
まだまだ続きます〜。
ピーアンドエル スタッフ 大石