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秋は、「あれもしなければならなかった」、「これもしなければならなかった」と、動き回らない、考えすぎないことが養生なんです。

信じられないかもしれませんが、去る8月7日は立秋。秋の始まりでした。今はもうすぐ立秋の次の二十四節気にあたる、処暑(しょしょ)が始まろうとしてる時期。朝夕の暑さが少し和らぐ季節ですが、まだまだ長夏(ちょうか)。暑さと湿気が強い時期です。

しかし、暦は進んで生きますので、ここで再度秋の養生についておさらいしておきましょう。今回も中医学の経典、『黄帝内経 素問』の”四気調神大論篇第二”を一緒に読んでみましょう。まずは原文です。


原文

秋三月.此謂容平.天氣以急.地氣以明.早臥早起.與鷄倶興.
使志安寧.以緩秋刑.
收斂神氣.使秋氣平.無外其志.使肺氣清.此秋氣之應.養收之道也.
逆之則傷肺.冬爲飧泄.奉藏者少.

【簡単文】

秋三月、此謂容平。天気以急、地気以明。早臥早起、与雞倶興。
使志安寧、以緩秋刑。
収斂神気、使秋気平、無外其志、使肺気清。此秋気之応、養收之道也。
逆之則傷肺、冬為飧泄、奉蔵者少。

訳文です

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