転売ヤー殺人事件、面白すぎて転げまわって、読後。
転売ヤーの朝は早い。
から始まって、そもそもに冒頭から面白すぎた。
最近あまり小説を読まなくなっていたので、
始まりから読むのが面倒くさくなって積読と化すことが多いのだけど、
これがプロの技量なのかぁ、と感心させられた。
転売ヤーの解像度も高すぎて、その描写の細かさに笑わずにいられなかった。
この小説を読んだら転売ヤーの生態が、だいたい分かるかもしれない。
作者転売ヤーなのか疑惑が私の中で浮上する位だった。
こんなに心から転売ヤーを応援したくなるのも初めてだし、主人公の転売ヤーを好ましく思い始めてさえいた。
面白さで引き込まれて読み始めるも、段々とミステリー要素や伏線らしきものも出てきて、世界に入り込んでいってしまう。
ミステリー要素と、面白さと、主人公がヤーに目覚めた背景と、次から次に気になる展開がやってきて、ページをめくる手が止まらなくなった。
緩急のつけかたが、めちゃめちゃ上手いのかぁ。
凄すぎる〜。やっぱり面白すぎる〜。
そして最後。
絶対「え!?」って言う。
家で寝転びながら読んでいたので、え!?の声が大きすぎて、
家族に「ゴキブリでも出たん?」と心配されるほどだった。
タイトルで思わず手を伸ばし、小説の面白さに笑い転げ、ちょっと感動と衝撃で心を奪われたりする。
お金を出して買って良かったなぁ、面白かったなぁ、との思いで心満たされるのって、幸せだなぁ。
主人公、菅田将暉で映画化とかしてくれないかなぁ。
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