ぱむぱむ

保護猫3匹にお世話になりながら、頑張って生きてます。

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  • 小説 貴方の死に、祝福を。

    大切な人の死は、いつも突然にやってきました。死と向き合うこと。それは生きること、命と向き合うこと、それらと同じように大切なのかと思いました。 自分なりに向き合った小説を、こちらにまとめたいと思います。

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32才で病気になって仕事辞めて、以降無職になった私の半生🍰

タイトル通り、 自分でもこんな人生になるとは思わなかったので、 誰かが私の話しを読んで、 何か少しでも感じて貰えるものがあれば嬉しいな、 そんな思いで書き始めてみる。 まさかこんな人生になるとは、 と最初に思ったのは高校一年生の時。 初めていじめに遭った時だった。 きっかけは些細なことで、私がその子を睨んだ、 とかそんな理由だった気がする。 実は今でもはっきりとした理由は分からない。 言いがかりも甚だしいと今なら思うが、 当時の私は自分の目つきがそんなに悪かったのか・

    • プリキュアの映画を見て浄化される三十代女性。

      付き合いで行くだけだしなぁ。 さらっと見て、さらっと帰ってくるか。 そんな午前9時の予感を吹き飛ばす、感動長巨編がそこにはあった。 こむぎちゃん可愛いぃぃい 多分、見た人はみんな言う。 知らない人にも感じてもらいたい。 あの、こむぎちゃんの、キュアワンダフルの可愛いさを。 新シリーズのプリキュアは見たこと無かったんだけども。 キャラクターの名前は分からないながらも、3回くらい泣いた。 なに言ってるんだ、このオバハン。 そう思う人もいるだろう。 でも、やっぱりね

      • 才能って、何だ。

        中間選考に落ちて、言葉通り落ち込みまくっておりますけども。 おめでとうございます、と素直に言えない自分が悔しい。 何が悔しいのか、自分でも分からないくらい悔しい。 通過した作品。 そりゃあ、見えない所でもがいて苦しんで応募された作品達だ。 素晴らしい作品であることに間違いない。 その努力に賛辞を贈らないほど、子どもではない。 すごい。 でも心底悔しくないかといったら、嘘になる。 中間選考に残らないということは、賞に掠ってもないということだ。 その事実が、胸に突き刺

        • 急に自信無くす日ってあるよね。別にいいよね。前向き後ろ向き全方位攻めながら生きるよね。

          なんだかなぁ、前向きになれない日もあるよなぁ。 それもそれで、私らしさよなぁ。 自信があったりなかったり、少しずつ進んでいくしかないよなぁ。 猫可愛いしなぁ。ひざにスリスリしてくるんだけど、お腹空いてるんだろうなぁ。 アンタさっきご飯食べたばっかやろがい。 この前も獣医さんにダイエット勧められたやろがい。 私が寝転んでスマホを打ち込んでいる頭上で、その手元を凝視している。 ついには、顔を覗き込んで鼻をふすふす近付けてきた。 嬉しいけど近いんだよ猫さんよぉ。 撫でよ

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        • 小説 貴方の死に、祝福を。
          10本

        記事

          混雑したスーパーから、未来のあなたに伝えたい。

          買い物客でひしめき合う、夕方のスーパー。 どのレジも、会計を待つ客で列が出来ている。 それは私の並ぶレジも同様で。 私の後ろも長蛇の列。 そしてあと一歩で私の会計。 その目前で、年若いレジの女の子と、年配のご婦人が何やら揉めていた。 揉めていた、というよりも、レジの女の子が声高に捲し立てていた、というべきか。 「ここは私がレジ通しますけど!会計はセルフなので、ご自分でやって下さい!出来ないんですか? なら、あちらの全てスタッフが対応するレジへ並び直して下さい!出来るか

          混雑したスーパーから、未来のあなたに伝えたい。

          愛されるよりも愛したいマジで、は真理だと思った。

          今の若い子達は知らない人も多いのだろうか。 KinKi Kidsの「愛されるより愛したい」という曲のフレーズの一説である。 私には発達障害の知り合いがおり、その子は実年齢よりも精神の成長が遅く、見た目よりも精神が幼い、ということを大人になってから診断された。 その子が急に激しく怒り出し、怒りを私にぶちまけてその場を去る、ということがあった。 その日とても嫌なことがあったらしい、というのは、あとになって知るのだが。 私は困惑した。困惑してのち、それが怒りに変わった。 なぜ

          愛されるよりも愛したいマジで、は真理だと思った。

          私には私の理由があって、貴方には貴方の理由がある。そこに正解はないのだ。

          創作って何だろうか。 私は小説でもエッセイでも漫画でも、与えられる機会があれば何でもいいのだけど。 それこそ、その手を掴んで、あなたに伝えたいんだ!っていう熱量で、言葉を放ちたい。モードの時がある。常にそうではない。 常にエンジンフルスロットルなんて無理。 そんなことを求めていない人もたくさんいる事も分かる。 だけれども、だ。 文章の上手い下手って何だろうと思う。 読みやすいなぁ、と思う文章があれど、その人の文章の良し悪しも、あまり分からない。 そういう機会に触れるこ

          私には私の理由があって、貴方には貴方の理由がある。そこに正解はないのだ。

          前向き強化月間のおわり。

          なんか疲れた。 無職爆進中で、そんなことを言ってしまうのは気が引ける。 だけども最近、ふと、その言葉がよぎった。 noteで色々やる気を出して書いてみたり、コンテストや公募に応募してみたり、毎日なにかしら書いていた。 なんか、努力する方向が間違っている気もする。 最近は祖父母の在宅介護を手伝うことも増え、以前ほど急な発作も起きづらくなった。 なんか、それだけでいいんじゃないか、そう思った。 前向きな言葉を言うのも、宣言するのも、疲れる。 価値のある文章を書くとか

          前向き強化月間のおわり。

          ぶちのめすつもりで書けるわけあるか〜\(^^)/

          「なぜ、私は書くのか」 このお題を出してくださった藤原華さんの、参考記事の1文。 正直、その1文に心が打ち砕かれかけた。 下記に貼ったリンクの文章の終わりに、 「ぶちのめすつもりで書いて下さいね」そう記載されているのだ。 noteに登録していたのは4年前のこと。 何を思って登録したのか。 今となっては謎であるが、なぜか登録だけはしていた。 職を辞して時間はあるものの、お金はない。 けど、以前のようには働けない。 そんな行き詰まりの中のこと。 文章を書くことを、生業

          ぶちのめすつもりで書けるわけあるか〜\(^^)/

          「書く仕事がしたい」著者、さとゆみさんのトークイベントに行ってきた。

          なにげなく訪れた書店。 自動ドアが開き、入り口に足を踏み入れた瞬間、そのタイトルが目に飛び込んで来た。 「書く仕事がしたい」 その直球なタイトルに思わず足を止め、陳列された棚に直行し、自然とその本を手に取っていた。 お恥ずかしながら、佐藤友美さんという著者を、この時初めて知ったのだった。 通称、さとゆみさん、と呼ばれているらしく、テレビに出演なさったり、著書も何冊も出されている。 文章も読みやすく、その場で10分ほど読み耽ってしまった。 このままだと、立ち読みで全

          「書く仕事がしたい」著者、さとゆみさんのトークイベントに行ってきた。

          コロッケが食べたくて、ケアマネージャーの試験を受けることにした。

          私がまだ介護士として働いていた、ある日のこと。 利用者さんと、地方のニュース番組を見ていた。 番組が終わる頃、キャスターのお姉さんが満面の笑みで言った。 「今週のお便りのテーマは〈今年の目標〉です。採用された方には、抽選でカツオのコロッケをプレゼント致します!」 それと同時に、店頭でジュージューと揚げられる、黄金色のコロッケの映像が差し込まれる。 「美味しそうやねぇ。アンタ、これに手紙出したらコロッケ貰えるんやない?出してみなさいよ〜」 ほんで抽選当たったら、みん

          コロッケが食べたくて、ケアマネージャーの試験を受けることにした。

          貴方の死に、祝福を。 1話

          あらすじ その日、木村沙也香は最愛の人を失った。 病室で彼が亡くなる瞬間、光と共に美しい女が現れ、 手に持った杖を彼の額にかざし、言う。 「貴方の死に、祝福を」 祝福なんて、ふざけるな! 気付いたらその女の杖を奪い取り、へし折っていた。 その瞬間、頭に衝撃が走り、沙也加は倒れてしまう。 それから沙也加には、未浄化の魂が見えるようになってしまうのだった。 帰れなくなった天使と、死者の魂と向き合うことになった沙也加の、命と向き合う数日間の物語。 ♦︎本文♦︎ 2人の出会

          貴方の死に、祝福を。 1話

          貴方の死に、祝福を。 2話

          悪魔じゃないのなら、一体何なのだ。 どう見たってアンタのせいで、拓実の魂は、その体から抜け出していったじゃないか。 沙也加の疑問は、ハッキリと顔に現れていた。 「悪魔がこんなに大人しく人間の側にいて、その話しに耳を傾けると思うのか」 「いや悪魔自体見たことないし、これといって定義はないけど・・。」 「まあ立って話すのも何だろう、一旦そこに座ったらどうだ」 白い丸椅子に座るよう促される。 なぜアンタの言うことに、と反論したいのに、体が勝手にその椅子へと腰を下ろす。女が

          貴方の死に、祝福を。 2話

          貴方の死に、祝福を。 3話

          河川敷にいるのも目立つので(主に沙也加が)、 近所の公園まで移動する。 気の利くことに、男天使が靴を持って来てくれていたので、幸い足の裏は守られることになった。 靴を履く際、痛みが引いていった気がするのは、天使の力でもあるのだろうか。 公園に着くと、ベンチに腰かけた病衣の彼女が、そっかぁ、私、死んじゃってたんだあ・・、と噛み締めるように言う。 本当に幽霊・・、というか、未浄化な魂というものが存在するのか・・。 そう慄いてはいたものの、目の前の彼女は、普通の人間にしか見えな

          貴方の死に、祝福を。 3話

          貴方の死に、祝福を。 4話

          「もし、自分の子どもに名前をつけるなら、どんな名前がいい?」 そんな会話を、当たり前に交わすようになっていった。 まだ沙也加にはハッキリとした実感は湧かなかったものの、そんな二人の未来の話しをすることは、とても楽しかった。 「ん〜、子どもの名前かぁ・・・。あっ、でもね、猫を飼うなら、これっていうのは決めてるの」 猫かよ、と突っ込みはするものの、沙也加の言いたいことを、柔らかな微笑みで聞く姿勢をとってくれる。 「メスだったら琥珀で、オスだったら茶々丸が良い!」 「いいじゃ

          貴方の死に、祝福を。 4話

          貴方の死に、祝福を。 5話

          拓実の両親から電話がかかって来たのは、昼頃のことだった。 葬儀の日取りが早まったという。 明日に通夜、明後日の午前に、葬儀を執り行うということだ。 急な連絡を謝罪されたが、行えるなら出来るだけ早い方がいい、ということで、急遽決まったとのことだった。 母には無理をせず、明後日の葬儀には間に合えばいいだろうと連絡した。 「もう、私から奪い返そうという気力は無くしたか」 琥珀が真顔で言う。冗談のつもりで言っているのだろうか。いまいち、心意が掴み取れない天使である。 「なんか、色

          貴方の死に、祝福を。 5話