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情緒不安定がんばりすぎ女子は「休む・ゆるむ」ことから覚えよう

先日こちらの記事に書いた通り、「境界性パーソナリティ障害専門家みたいなもの」をもう辞めることにしました。
 ↓

それに合わせて、この記事を収録する月額マガジンも「情緒不安定がんばりすぎ女子向けマガジン」に改名します。
他にいい名前は思いつきませんでした(笑)。

自分が患っていた病気専門家みたいなのを辞めようと思った理由は先述の記事ですでに書いたのですが、このマガジンの名前を「情緒不安定がんばりすぎ女子向けマガジン」に改名しようと思った理由は、

・境界性パーソナリティ障害まで行ってないけど、情緒不安定で悩んでいる人って沢山いると気づいたので、そういう人達の役にも立ちたい。

・そもそも何で情緒不安定になるかって、がんばりすぎだからじゃね?

と思ったからです。


◆なぜがんばりすぎ女子は情緒不安定になるのか

一言でさっくりいうと「疲れているから」です(笑)。

お腹が減っていると謎にイライラしやすくなるのと同じで、疲れている時ってなんか少しのことでイライラしちゃうな〜と思いません?

情緒不安定がんばりすぎ女子は、常人が「疲れたな〜、最近なんかちょっとイライラするな〜」と思った時の100倍くらいいつも疲れ切っています。

なぜそんなことになるかというと、自分のエネルギー(HPと呼んでも良い)の多さと有能さと残エネルギー量をまったく理解・把握しておりませんので、いつも限界ギリギリまで、というかゲージが0を超えてマイナスに振り切るくらいまで全力で頑張ってしまうからですね。

で、そんな状態なのに「もっと頑張らなきゃ」「まだまだ足りない」「他の人はもっと頑張ってる」とか言ってるわけです。

愛を込めて言いましょう。バカじゃないですか?
関西弁で言うならば「アホちゃう?」です。
聞いていて笑っちゃうほうを採用してください。
(おそらく地方によってムッとするほうと笑うほうが違うので)

などと言っている私もそんなバカorアホと同じ人種です。
ただ昔より情緒不安定の波がだいぶ緩やかになっただけで(死のうとしたり怒鳴ったりとかは本当に一切しなくなりました)、がんばりすぎ女子なのはあまり変わっていません。

だからこのマガジンは、「一緒にがんばりすぎ女子な自分と上手く付き合う方法を覚えていって、いずれ卒業しようぜ」っていうつもりでこれから書きます。

◆一緒に変わっていきたい、という想い

上述した「境界性パーソナリティ障害専門家みたいなもの辞める宣言」を読んで、「私と関わるのが本当は嫌だったんだ!」と思った、直滑降型・超弩級マイナス思考女子もいるかと思います。
いやそんな人はもうこの記事も読んでいないかもしれないけど。

まあ確かに「二度と私に関わってこないでほしい」と思うような人は(主に男性に)いましたけど(そこは否定しない)、それよりも私は、自分がずっとやりたかったことを思い出しました。

それは先ほども書いた、「一緒にやっていこうぜ」と言うこと。

ついこの間、うちのペップトークを続けて2回受けてくださった情緒不安定がんばりすぎ女子がいたのですが、私その時こう言ったんですよ。

「一緒に変わりましょうよ」
「一緒に、休むことを覚えましょう」
って。

ああ、これだったなー、私のやりたかったことは、と思い出しました。

自分が超越した人間のように崇められて上からモノを教えるようなカウンセリングではなくて、相談者さんと一緒に、励まし合いながら二人三脚で歩いていく。

別に私は自分のことを超越した人間だとは思っていませんでしたが、そういう風に見上げてくる人も多かったし、もしかしたら無意識に自分も「そういうフリをしなければ」と自分自身へプレッシャーをかけていたかもしれません。

私を一方的に見上げてくる人って、一緒に取り組もうとしないんですよね。
同じ人間だと思って見ていない。救いの手を差し伸べてくれる神や仏のように思って見上げている。

自分は動かない(もう動けない)から、そっちが引っ張って連れて行ってください、という態度を取るのです。
足だけ二人三脚のように縛って、私がズルズル引っ張っていく感じ。
二人三脚にならないんですよ。

あるいは、勝負を仕掛けてくる人もいました。自分が勝手に見上げているくせに、「お前になんか負けねーぞ! 勝ってやるぞ!」と勝負しようとするのです。
相談しにきてるのにですよ? 私に勝っても情緒不安定や心の悩みは解決しないと思うんですけど、勝ってどうすんの……?

だから私は今年の初めくらいまでものすごく疲弊していて、「なんでこんなに疲れているんだろう? なんでこんなに楽しくないんだろう?」と不思議がっていたのでした。

動く気のない大人の体重を一人で引きずっていたら(しかも何年にもわたって何人も)、そりゃそうなるでしょうよ。アホちゃう?(これは自分に)

対決しに来る人を同じ土俵に上がらずにいなすのもめちゃくちゃストレスでした(男性に多かった)。私はそもそもサイヤ人タイプなので(※ドラゴンボール)、戦闘民族なんですよ。

でも私が本気出したら、多分二度と立ち上がれないくらいズタズタのボロボロになるんでしょ? 知ってる知ってる。なのになぜか心が弱そうな人ほど私に勝負を仕掛けてくるので、ちょっと力を入れたらグチャッと潰してしまいそうで、その手加減をするのがものすごく大変でした。

全員が全員そうじゃなくて、ちゃんと二人三脚してくれた人ももちろんいたんですけどね。
しかしやっぱり引きずっていく人のほうが圧倒的に多かった気がするし、そういう人のほうが記憶に残りやすいんでしょう。つらかったから。

◆なぜ我々は人の倍以上がんばろうとしてしまうのか

でね、この記事が必要な情緒不安定がんばりすぎ女子も、きっと私と同じだと思うのです。

無意識に、人の分まで働こうとしてしまう。動く気のない人を自分の身を削ってまで引きずっていこうとしてしまう。
他人を助けようとはするのに、自分のことはないがしろにする、いたわらない、大切にしない、誰かに助けさせない、休ませない。

なんでそんなことになってしまうんでしょうか?
それは、こういった背景があるからだと思うのです。

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“たとえ苦しみから抜けるための心理学であっても、面白く学びたい。” これがくるおも心理学会のコンセプ…

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