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なりたい自分になるための工夫とは?【ぱりこラジオ第20回文字版】

毎週金曜20時にSpotifyで配信している「ぱりこラジオ」。
第20回は2024年5月17日(金)にアップしました。
こちらの再生ボタンを押すとここで直接聴けます。
 ↓

今回も「音声を聴くのが苦手、文字で読むほうが楽」という人のために、文字版をご用意いたしました。

※前回分を先に読みたいかたはこちらから↓

それでは文字版どうぞ! Spotifyの再生ボタンを押して、音声と文字の両方を同時に楽しむのもオススメです。
(文章版と喋りが違う部分もあります)
 ↓

◆なりたい自分になるための工夫とは?

こんにちは、漫画家カウンセラーの伊藤巴です。

つい最近「漫画家専門のカウンセラーさんなんですか?」と聞かれ、「あ〜やっぱりそう思う人もいるよな〜」と思ったのですが、正式には漫画家 兼 カウンセラーという意味なんですよね。わかりにくいですか?

カウンセラー漫画家だと自分的に音がしっくり来ないので、「漫画家カウンセラー」にしたんですけどもねえ。世の中にあまり馴染みのない肩書を名乗っている以上は、ついて回る問題ですよね。

ということで記念すべき第20回目のテーマは、「なりたい自分になるための工夫とは?」です。

「自分の思惑とは別の方向へ勘違いしてほしくない」という人は私のカウンセリングにもけっこうおられますが、勘違いしてほしくないなら“とことんアピールする”のが大事なんですよね。

そしてもう一つ大事なのは、“自分に合ったアピール方法を選択すること”です。

それでは、ぱりこラジオ第20回、スタートです。

* * *

先日神戸に行った時、クリエイターさんばかりが集まるコワーキングスペース(※)でこんな会話がありました。

「なりたいものは先に名乗ったほうがいいよね」と。

(※テントセン神戸さんのことです。お店の紹介はFANBOXで書いています↓)


これは私もブログ記事などで昔からよく言っている話です。

特に日本人は奥ゆかしくて職人気質の人が多いので、「この程度のレベルでそれができるとか言っちゃいけない!!」と思う人もまた非常に多いんですよねー。

とか他人事のように言っている私自身もまたそうだったんですけども。

最近はもう、「なりたい」「やりたい」と思ったらすぐ言うようになりました。

もちろん国家資格が必要なレベルの職業などは、資格もとっていないのに名乗ってはいけません。ブラックジャック先生みたいになってしまいます(笑)。

あの人は腕がいいのでまだ良いのですが、資格持ってない、技術もない人が「医者だ」と名乗ったらだいぶ多くの人が不幸になりますよね。

でもイラストレーターとか漫画家とかは、別に資格持っていなくても名乗っていいんです。実はカウンセラーもそうなんですよね。

臨床心理士とかはちゃんと資格を取らないといけませんし、カウンセラーの民間資格も山ほどありますが、別に資格とってなくても「カウンセラーです!」と名乗ったら今日からカウンセラーです。

私は漫画家もカウンセラーも、まだそんなに仕事が入っていない時から名乗りました。

そうすると不思議ですね、そういうお問い合わせや仕事が増えてくるのです。

もちろん「名乗ったからには」という責任はありますので、無様な仕事はできません。私だって実績や経験が少ない時も、“その時の私”にできる仕事を精一杯やりました。

名乗っているのにちゃんとした成果物が出せないとか、締切を破って逃げ出す人の存在も目や耳にしていたので、そういう人たちと同じにされないように頑張りました。

そんな私と同じように、ちゃんと仕事にできるレベルの知識や技術を持っているにも関わらず、「名乗れない」という人が数多く存在しているのです。

名乗れない理由は色々あるでしょうが、やはり圧倒的に多いのは「自分なんかが名乗ってはいけない」という自信のなさですね。

良い風に言えば謙虚ともとれますが、そんなにできるのに「自分なんかが……」とか言っているのは謙虚を通り越して卑屈や嫌味ですよ、という人も多いです。

まあ私も「そんなにできるのにそこまで謙虚なのは逆に卑屈や嫌味になっている」人間だったんですけど(笑)。

そういう時って「自分がわざわざ名乗ってアピールしなくても、敏腕プロデューサー的な人が来て私の才能を見出してくれる」みたいな他力本願な表の出方を期待しちゃうんですけど、そんなのはもう昭和の話なんですよねー。

ていうか昭和でもそんなにあったんでしょうか、そのケース。

令和は名乗ってアピールして目立ったもん勝ちですので、「私はこれができます!」とか「私はこういう属性のものです!!」とか言わないと、誰も声かけてくれないし覚えてもくれないんですよ。

いわゆる「一般の人」がどんどん発信者になれる時代ですから、自分なんかが……とか言っている間に時代の荒波に流されてしまうわけです。

だから「名乗る」のがすごく大事になってくるんですよね。

ちなみに肩書を名乗るだけでなくて、自分の好きなものをどんどん発信していくのも有効です。

例えば私の例だと、私は声優の大塚明夫さんが中高生くらいの時から20年以上好きなんですけど、最近その話をあちこちでやたらしていたら、色んな人が大塚明夫さん情報をくれるようになりました(笑)。

私は推しの情報を積極的に集めるタイプではないので、みなさんが「このCMの声をやっておられました!」とか「もう知ってるかもしれませんがこちらに出演されてました!」とか言ってくださる情報で今日も生きています。ありがたや……。

そういやSpotifyでも、金麦の擬人化CMで大塚明夫さんが出ていらっしゃいましたね。ビール視点で人間を励ましてくれる設定なんですが、「頑張れよ」みたいなセリフであわやウルッとしかけました。

基本的に好きなのは厳しい役をしている明夫さんなのですが、突然優しいセリフを言われると涙腺が崩壊しそうになります。

で、こういう話をしていると、また有志の皆様が大塚明夫さん情報をくれるんじゃないかと思っています(笑)。

「大塚明夫さんとどんな形でもいいから一緒に仕事をしたい」というのもたまに言っているんですが、最近はそこまでその夢を必死に追わなくてもいいかなあ、という気になってきました。

だってもう「お好きですよね!」って色んな人が情報をくれるだけでやさしい世界ですし、実際そのお声を聞いて幸せだし、先日も大阪PARCOのカプコンストアで「なんのゲームかわかんないけどいま明夫さんの声聴こえたッ」と思っただけで幸せでしたし、もう満たされてますよね〜って。

こういうのを日和ったというんでしょうか(笑)。

まあでも、人からの好意やささやかな幸せを感じるのって大事だなと最近思っているんですよ。でけー夢ばっかり追ってギスギスしてた時代があるのでね。

ハングリー精神ってのはハングリー精神を上手く使える人が持つからいいのであって、使いこなす才能のない人は持って使おうとしてもただ病んでいくだけなんだな、ということをこの人生で学びました。

どうするのがいいとか正解とかじゃなくて、自分に合ったやりかたで生きていくのが一番いいですよね。

というわけで「なりたい姿があるならとりあえず名乗れ、アピールしろ」っていうのも、どうしてもやりたくない人は別にやんなくていいです(笑)。
ここまで語っといて言うのもなんですけど。

大事なのは方法そのものじゃなくて、自分に合う方法を見つけられるか否か、ってことだと思うので。だからみなさん、自分に合った生き方で、生きてください。

それではお届けしたのは、漫画家カウンセラー・伊藤巴でした。
ごきげんよう、さようなら。

* * *
次の回は5月24日(金)に配信、現在Spotifyでは第45回まで配信済みです。

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