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Kindle出版で商業コミック的な電子書籍を出せて満足した話&表紙アンケートについて

いよいよ本日より本格的に自創作漫画の電子書籍1巻を販売開始します。
(本当は昨日から発売しているんですけど、無料キャンペーンが翌日からしか設定できなかったので)

どんな漫画なのかはこちらのマガジンでご紹介しておりますので、初めての方はこちらへどうぞ↓

◆自分の漫画を自主連載しようと思った理由

日本の全出版社に挑戦した訳ではありませんが、ある程度の出版社に持ち込みをしてみて、「自分の趣味嗜好と絵柄と描きたい感じの物語は商業向きじゃないな」と早々に見切りをつけました。

↑こういう感じの画風で商業漫画家になるのは、子供の頃からの夢ではあったんですよね。

しかし、もうひとつ別画風の作品「ネコトバ。」のほうで商業出版できてしまったので、「もう商業出版は別にええかな、1回やったし」と満足してしまったのもあります。

それまでは本当に「商業出版できなければ、しなければ」と強く思っていたので、その呪いを解いてくれた株式会社Gakken様には厚くお礼を申し上げたいところです。ありがとうございました。一生好きです。多分。

それに現代のネット&SNS社会、自分の漫画をたくさんの方に読んでもらうだけなら、出版社に依存しなくてもさまざまな方法があります。
なにしろ14歳の頃からインターネット社会で絵や漫画や文章を発表しているし、なんとかなるんじゃないかと思いました。

それらが、「よし、自主連載で描き続けよう」と思った理由です。

◆しかしながら商業コミック的な単行本は出したかった

商業出版はもういいかと思った私ですが、もうひとつ捨てきれない夢がありました。それは、自分の漫画で商業コミック的な単行本を出すことです。

私の言う商業コミック的な単行本とは、

・収録話数は6〜8話くらい
・総ページ数が150〜200P前後くらい
・表紙のデザインが商業っぽい
・1冊がお求めやすい価格

です。
ただ週刊少年ジャ○プコミックス的なお求めやすさを個人でやるのは無理なので、青年漫画の単行本くらいを目指すことにしました。
514円+税か、857円+税くらいの金額。

最初は上記の条件が自分の中にあることに気づいておらず、「紙の本を出せば満足するのかな?」と思って同人誌を出していたんですけど、同人誌で上記の条件を満たすの無理無理の無理ゲーなんですよね。

いや赤字覚悟でやればいいけど、私はそんなに裕福ではありません。
しがないイチ個人事業主ですし。
去年新しいiMacを買うのを我慢すればできなくもなかったのですが、嫌でした。
新しいiMacは欲しい。

あと同人活動に関しては「印刷所で頼んだ表紙フルカラーB5本を出す」というのが夢でもあったので、そっちを叶えてしまいました。
それはそれで良かったです。

話がそれましたが、とにかく「私の求める商業コミック的な単行本」を出すには、電子書籍が一番いいと思いました。
印刷コストもないですし、在庫も抱えないですし、宣伝やキャンペーンしやすいですし。サイコー!

◆表紙デザインについて

同人誌の表紙デザインについては昔から下記記事のように試行錯誤を繰り返していましたが、よく考えたら商業的なデザインはいっこも考えたことがありませんでした。
 ↓

一応DTP(紙面)デザイナーを10年以上もやっているわけですし、本気を出したら商業っぽい表紙が作れるんじゃないかと思って、もう一回めちゃくちゃ勉強してがんばりました。

その結果できあがったのが、
先日アンケートをとったこちらの表紙絵ですね。
 ↓

結局オレンジと水色で見事に票が割れたので、

●電子書籍版→オレンジ
●いずれ印刷予定の紙版→水色

という風に両方使うことにしました。
なぜこういう振り分けにしたかと言うと、

・オレンジはとにかく目を引く
という意見が多かったからです。
今回の電子書籍はすでに私の漫画を知っている読者よりも新規読者にアピールしたい気持ちが強かったので、Amazon Kindleストアに並んでいる時パッと目を引く色がいいんじゃないかと考えました。

また、

・水色の表紙は部屋に置いておきたくなる
・表紙の後ろが濃い色だと水色の方が綺麗に見える

という意見から、印刷物は水色のほうがよさそう、と感じました。
イベントで売る時、テーブルクロスが濃い色ですしね。

ちなみにオレンジだと人物が目立たないというご意見もいくつかあったので、アンケートの時から若干の色味調整をしております。

◆自分の夢を明確にするの、大事

私は長い間「自分は商業漫画家になりたいんだ」という妄執に苦しめられていましたが、きちんと自分の心に向き合ったら、

・家族や親族が誇りに思うような商業出版をしたいだけだった
・商業コミック的な形態で自分の漫画が出してみたいだけだった

というのがよく分かりました。

家族が誇りに思う商業出版はもうひとつの作風で出来てしまったので、こっちの作風ではそれっぽいものが作れりゃいいだけだったんですね。

電子書籍・Kindle出版のおかげでそれが叶ったので非常に満足です。
あとは今以上に読者が増えればさらに嬉しいですが、もうそれは私の頑張りでどうにかなることじゃないので、あとは人事を尽くして天命を待ちます。

最後の人事を尽くした結果が、トップ絵に書いた「5日間限定無料キャンペーン」です。

私は常々「漫画で金稼ぐ」「お金大好き」と言っている人間ですが、そんな私がなぜ無料キャンペーンをやるかというと、とりあえずたくさんの人に知ってもらう&読んでもらわないことにはお話にならないことをわかっているからです。

この記事を読んでいるあなたが私の漫画にどの程度興味を持っていらっしゃる人なのかはわかりませんが、どうせ無料です。
ええ、あなたに損はさせません。もう無闇にダウンロードしてください。

たくさんダウンロードしてもらうとAmazonランキングが上がるはず&そうすると読者が増えるはずです(現金)。周囲のこういう漫画が好きそうな人にもご紹介していただければ非常にありがたいです。

漫画もイラストも技術より趣味が合うか合わないかがモノを言う世界ですので、もちろん「合わない」「つまらない」と思ったらされなくても結構です。私も人がせっかく頑張って描いた漫画を「全然面白いと思えねえ、ごめんなさい」と思うことがある人間ですから。
それは誰も悪くないことなんです。いちいち言わなきゃね。

しかし、もしもちょっと好きになれそうな漫画だな〜と思ったら、軽い気持ちでぜひよろしくお願いします。

意外と性癖に刺さる方がいらっしゃるんですよね。うちの(カウンセリングの)相談者さんにも「軽い気持ちで読んでみたらめちゃくちゃ面白かった」という方がちらほらいらっしゃいます。

あなたがもしかしたらその一人でないとも言い切れないじゃないですか。
だとしたら読まない方が損です。ぜひ。

では本日はこの辺で。ごきげんよう、さようなら。

2023年5月23日(火)16:59まで無料↓

※Kindle Unlimited会員の方は上記の日時以降も無料で読めます。

◎わたくしのウェブサイト

漫画家(イラストレーター)と心理カウンセラーを兼業しております。

カウンセリングのお申し込み・イラストや漫画のご依頼等は以下のサイトからどうぞ。
・境界性パーソナリティ障害向け
・クリエイター向けカウンセリング

も行っております。
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カウンセラーサイト内で無料相談/質問にお答えしています。
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伊藤巴(ともえ)@漫画家×カウンセラー
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