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買ってもらえる有料note記事を書くために必要なこと
昨日、「フォロワーが少ないのにnoteで10万円以上売り上げた話」を書きました。
正直言って、どうして自分の記事がそんなに購入してもらえたのか、正確な理由はさっぱりわかりません。
なので、有料note販売にあたって気をつけたことと、「おそらくこれが良かったのであろう」と思われるコツを書いてみようと思います。
・自分の体験談を話す
・自分の素性(概要)を明かす
・かっこわるい自分をさらけ出す
・誰かの役に立つことを考える
・とにかく発信し続ける
・「信頼される自分」になる(前説記事を書く)
・note以外の流入ルートを作る
・読みたくなる&検索に引っかかりやすいタイトルにする
・ひとまずコンビニ菓子くらいの金額で売る
・購入してくださった方全員にお礼メッセージを送る
なんか沢山あるけど、ひとつずつ解説します。
自分の体験談を話す
世の中のノウハウやうまく行かすためのコツは、だいたい根っこを辿れば「同じようなこと」です。
しかし、あなたの人生はあなたしか経験していません。エッセイがいつまでたってもウケるのはそのためです。
今、多くの人は「うまくいくコツ」そのものよりも、「そのコツを実践してみて、一体どうなったのか」という体験談の方を求めています。
また、「自分と同じ体験/経験をしている人は他にいないのか」を探し求めている場合も多いです。
自分では「こんな体験談なんて話しても……」と思う内容が、誰かがすごく求めている話だったりもします。あなただけが経験したあなただけの人生を書いてみてください。
なお、盛りすぎたり嘘をついて書いた体験談は、すぐバレるのでだめです。
自分の素性(概要)を明かす
どこの誰が書いたか分からないような記事に、ふつう人はお金を払いません。どこの誰が書いたか分からなくてもお金を払いたくなるのは、「バズっている有料記事」だけです。
とはいえ最初はそうそうバズれないので、記事内で「自分はどういう者で、なぜこの記事を書いたか」を簡潔に説明しておきます。
“簡潔に”が大事です。記事に関係ない自分の生い立ちをダラダラ書いても離脱されるだけですので、「こういう人が書いているのなら読みたいな」と思う説明文を書いてください。
かっこわるい自分を思い切りさらけ出す
かっこわるい自分をさらけ出せる人は好感を持たれることが多いな、と思います。というか、わたし自身がそういう人を好きなのですが。
もしわたしの有料記事が、自分をかっこよく見せようと必死になっているナルシスト記事だったら、これほど購入してもらえなかったかもしれません。
だいたい人気のないブログとかは執筆者が妙にかっこつけていることが多いです。かっこつけるのをやめましょう。
誰かの役に立つことを考える
有料記事に限りませんが、わたしは自分の書く記事を「同じ悩みで苦しんでいる人」や「その周囲にいる人」の役に立ったらいいなと思って書いています。(この記事もある意味そうです)
それは物理的(現実的?)に役立つとかだけじゃなくて、「読んでホッとしてもらえる」だけでもいいな、と思って書きました。
実際に境界性パーソナリティ障害関連の記事は、「この記事を読んで、自分だけじゃないって思えた」というご感想もいただいています。
どんな文章を書けば人の役に立てるのか、それを考えて書きましょう。「良い情報」だけでなく、「ホッとさせる」だけでも充分“役に立つ”のです。
とにかく発信し続ける
わたしはnoteで記事を書く何年も前から、自分が有料記事のテーマとして書いた「境界性パーソナリティ障害」や「精神的な悩みを解決して創作活動ができるようになる方法」についてブログ・SNS発信をしています。
同じテーマについてとにかく発信し続けるのは大事です。すぐには効果が現れなくても、「ずっと書いてきたからこうなったんだな」と思える時が必ず来るはずです。
「信頼される自分」になる(前説記事を書く)
上記の「とにかく発信し続ける」にも通じますが、長く&こまめに発信し続けていると、自然と人からの信頼を得られるようになります。
また、有料noteを書く前に「その記事の前説になるような無料記事を書く」のもおすすめです。その前説記事があなたの信頼を育てる場合があります。
note以外の流入ルートを作る
いきなりnoteで全てをうまく行かそうと思ってもおそらく無理なので、note以外の流入ルートを作っておきます。わたしが主に利用しているのはブログとTwitterです。たまにFacebookも。
わたしはnoteフォロワーは100人台だし歴も浅いですが、ブログは12年書いているしTwitterのフォロワーは1900人を超えています。(微妙に2000人いけないところが悲しいですが)
すでに育っているものを利用してnoteを見てもらうのは大事です。
読みたくなる&検索に引っかかりやすいタイトルにする
これは普段書く記事やライター仕事でもやっていることなのですが、タイトルはめちゃくちゃ真剣に考えた方がいいです。
あなたも広大なネットの海をさまよっていて、「おっ」とリンクを押したくなるタイトルがあるでしょう。自分が知りたい情報を検索窓に打ち、出てきた記事をクリックしたことがあるでしょう。
「読みたくなる」「検索に引っかかりやすい」というのは大事なのです。
タグでも流入を増やすことはできますが、正直、タグよりはタイトルの方が重要かなあと思います。
実際、検索でnoteの記事を見つけた企業さんからワークショップに呼ばれたりしていますしね。
↓
このワークショップで報酬もいただいているので、よく考えたらnoteに有料記事を書いた効果で得た売上って、13万どころじゃないですね……。
ひとまずコンビニ菓子くらいの金額で売る
自分としては自信がある記事でも、無名の人が書いた1500円の記事をいきなり買う人はあんまりいません。
まだnoteで1回も有料記事を公開していない人は、安価な有料記事でワンクッション置くのがいいと思います。100円とか200円とか300円とか。
もし読者さんが「なんだ、この程度の記事か」と思っても、「まあこのくらいの金額ならいっか」と思えるように。
コンビニ菓子を1回買うのを我慢するくらいの金額なら、わりとみなさん気軽に払ってくれます。わたしもよく払います。
購入してくださった方全員にお礼メッセージを送る
これはnote売上に直接関係しているかわかりませんが、わたしは今までの有料記事・有料マガジンを購入してくださった方全員にお礼メッセージをお送りしています。(noteへ登録せずに購入して、そもそもメッセージが受け取れない方は除く)
似たようなお礼メッセージしか送れませんが、一人一人にメッセージを送る作業はひとつひとつ手作業です。
ものすごく仕事が立て込んでいると何ヶ月もお礼が遅れなかったりしますが、何ヶ月経っても必ずメッセージをお送りします。
お礼メッセージをお送りした後、一時的に販売数が伸びることがあるので、もしかしたら「お礼を受け取った誰か」がまた別の誰かに伝えてくれたり、SNSで紹介してくれたりしているのかもしれません。ありがたいことです。
以上です。この記事、有料にしてもいいんじゃないかとふと思ったのですが、ひとまず無料で配信します。
どなたかの参考になれば幸いです。
※写真は4年前のものです。
Photo by Saori Ishitobi (koto)
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