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クリエイターとしての話

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自分自身の創作活動に関する話から、誰かの創作に役立つかもしれない考え方まで、色々と書いています。
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2020年12月の記事一覧

この年末2日、自分の恐怖と正々堂々向き合って、なりふり構わず漫画を描いた話

 12月29日が仕事納めっぽかったので、 この年末2日、なりふり構わず 漫画を描いてみました。 結論から言うと、 楽しかった…………。 わたしは 「漫画を描きたい、描きたい」 言いながら、なかなか 描けなかったんですけど、 一番の理由は 「漫画に夢中になったら、 仕事がおろそかになって 貧乏になってしまうんじゃないか」 という恐怖と、 もうひとつ 「わたしが好きなことに 夢中になったら、 パートナーを寂しがらせて 関係が壊れてしまうんじゃないか」 と思っていたこと

誰も見てくれない時は、こちらを振り向かせる工夫をしなければならない

ライターもブロガーもイラストレーターも 漫画家も画家も歌手もとにかく何かを 発表・発信する人は言われる言葉がある。 「誰もあなたのことを知らないと思え」 そう、誰もあなたのことを、 わたしのことを知らないのだ。 * * * レディー・ガガのエピソードで 好きな話がある。 "ある晩、ガガはきらびやかな衣装を身にまとってステージに上がった。ガガは観客が静かになるのを待つが、ある若者グループがしゃべるのをやめない。そこで、ガガは驚きの行動に出る。着ていた衣装を脱ぎ、下着姿

あの頃、同人作品で褒められても「原作者がすごい」としか思えなかった

先週の土曜、子供のころ住んでいた 祖父母宅へ行った。 ずっと置きっ放しの荷物があり、 必要なものがないか確認してほしい、 と言われたからだ。 「全部捨てていいものばっかりでしょ」 と思っていたが、大量の投稿漫画と 同人誌原稿などを見つけた。 わたしはその昔、同人少女だった。 * * * 確か14歳ごろから覚醒して、 いわゆる二次創作同人活動は 30歳くらいまでやっていた。 本当に熱心に活動していたのは 19歳くらいまでで、 それ以降は付かず離れずだったり 数年のブラン

「僕は子供を持ったことはないですが、子供だったことはあります」

田村由美さんの漫画「ミステリと言う勿れ」が好きです。 ネットでめちゃめちゃ広告が出ていたし、わたしの住む島根県(田舎)ですらも書店でコミックスが売り切れ続出していたほどなので、ご存知の方は多いかもしれませんが。 ざっくり説明すると、毛量と口数が多くて休日にカレーを作るのが好きな、ちょっと風変わりな大学生・久能 整(くのう ととのう)が何やかんや色んな事件に巻き込まれ、その観察眼と口数でどんどん事件を解決する話です。 表題の通り、ミステリに多い展開「まず人が死んで、そこから

ネコトバが可愛い作品だけじゃない理由—自分の居場所では、自分の好きにやっていい

先日ふと、2年前の自分のつぶやきを見返すきっかけがありました。 白黒ハチワレぶちねこのキャラが主人公で、相田みつを的(※1)なメッセージが書いてあるわたしのオリジナル作品「ネコトバ。」 (※1……相田みつを的はファンの方から言われたもので、最初から氏をイメージして作品を作っていた訳ではありません。) これはこんなキャラクターなので「かわいい、ゆるい、癒し系」だと思われがちなんですよね。まあ実際、かわいい、ゆるい、癒し系のイラストもたくさん描いております。 が、ときどき

6種類あるわたしの仕事について書こうと思います。

先日せっかく自己紹介記事を書いたので、 今日は「仕事紹介」の記事を書きます。 わたしの肩書きとしては、 「漫画家イラストライター +カウンセラー」です。(長い) わたしがやっている仕事をきちんと業種ごとに分けると、 ・イラストレーター ・DTPデザイナー ・漫画家 ・オンラインショップ店主 ・心理カウンセラー ・ライター の6種類となります。 それぞれどういう仕事をしているのか、どうやって依頼すればいいのかを書いていきます。 イラストレーター2011年に声優さんのボ