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”痛み”と距離を取るための”仕組み”を考える
こんにちは。
久喜市鷲宮のスモールジム&整体「身体改善サロン ペインフリー」店長の高橋です。
12月開始早々、寒いですね~(*_*)。。
こんなに寒いなんて聞いてないよ~という感じですが、感染症対策とともに寒さ対策も強化していきましょう。
約1年ぶりの連休を頂いて「充電満タン」ですので、2020年ラストを気合いを入れてやり切りたいと思います。
さて、そんな今日のテーマは「”痛み”と距離を取るための”仕組み”を考える」です。
今週は「痛み」について連続的に記しています。
先日記した「痛みの分類」において、、
・痛みには「急性痛」と「慢性痛」がある
・「急性痛」は損傷を伴う痛み
・「慢性痛」はポリモーダル受容器の異常興奮によって起こる痛み
・痛みの定義から考えると痛みは「損傷があり・なし」と「不快な感覚体験・情動体験」の4つの組み合わせで分類することができる
というところまで記しました。
ざっくりと分けますと「急性痛」は損傷を伴うため「治療」が必要、「慢性痛」は損傷を伴わないため「治療」ではなく「対処」が必要という風に分けられます。
「治療」はお医者さんを代表とする専門家の範疇ですが、「対処」は「治療以外」の幅広いサービスが対象となります。
その中で「慢性痛」の痛みの原因を特定するためには以下の3つの視点が必要です。
①鳥の目
②虫の目
③魚の目
①鳥の目は、少し離れた場所から全体を客観的に見る目のことを言います。
②虫の目は、物事を深く掘り下げて細部まで見る目のことを言います。
③魚の目は、流れの中で物事を捉える目のことを言います。
「肩こり」を例に挙げると、、
①鳥の目 → 肩甲骨の位置、首の位置、鎖骨の位置など
②虫の目 → 僧帽筋、斜角筋、胸鎖乳突筋など
③魚の目 → 腕をあげる際の代償動作(肩甲骨の挙上)、足関節の背屈制限によるアライメントの乱れ(フォワードヘッド)、腕をあげる際に鎖骨が連動しているか、など
といった感じで見るポイントが決まってきます。
これらを総合的に判断して、「慢性痛」の痛みの原因の「仮説」を立てます。
この「仮説」をもとに改善方法を実施し、改善されればOK、改善されなければ別の仮説を立てなおす、ということを繰り返していくという流れですね。
この仕組みを作ることで「痛みとの距離が取れる」ということです。
「木を見て森を見ず」ではNGということが良くわかります。
特に「慢性痛」の場合は痛みが出ている個所以外に原因があることが多いため、なおさら「幅広い視点」が必要ということですね。
「痛み」は奥が深いです。。