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哲学: 前提からの観察
「○○は○○だ」と断定する人に出くわすことがある。「違うと思うけどなぁ…」
こんな経験は誰でもある。
それは、そもそも「○○は」が間違っているという直感によるものだ。
演繹的推論では、前提が正しくなければ、結論が正しくなることはないからだ。
「冬は寒い」「冷蔵庫の中も寒い」「だから冷蔵庫は冬だ」とは言わない。
「7割の人が射つと集団免疫が達成される」「7割の人が射った」「集団免役がついた」となったかということだ。
前提が誤っていると結論も必ず間違うのだ。
「○○は」と断言するにはしっかりと調べ上げなくてはならない。特に、そう言うことによって利益を得る人の言葉を信じてはならないことは当然だ。
自分に都合のよい思い込みや期待によって簡単に決断することは、詐欺に引っかかりやすい人の特徴である。
難しく考えることはない。
これまでに、言っていることとやっていることがチグハグな人に何人も出会っているはずだ。
それと同じように、前提から正しい結論を導き出しているかどうかを観察すればいいだけだ。