![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72516998/rectangle_large_type_2_391499ad2e3b445a3413bc7ab0ad2711.jpeg?width=1200)
Photo by
fukukozy
なぜ私は小説が書きたかったのか「私達の塔」編
何かをやろうとするタイミングは色々ある。小説を書こうとするタイミングも様々だ。なにか良いアイデアが浮かんだ時とか、伝えたいことができた時とか、良い小説を読んだ時とか。
「私達の塔」https://ncode.syosetu.com/n4322dv/
私がこの小説を書いたきっかけになった作品は覚えている。テッド・チャンの「バベルの塔」だ。この短編を読んだ時に強烈な塔のイメージが刷り込まれ、その衝動のままに書いた記憶がある。正味「バベルの塔」は全くオマージュしていないが。
内容の説明をしよう。いつのまにか荒廃した世界に迷い込んだ主人公は少女と出会う。彼女は、自分の望みはここから遠くにある塔に行くことだと主人公に話す。そこに行けば、なにかが変わるはずだと。今の生活を一変させるなにかに出会えるはずだと。それを聞いた主人公は彼女とともに塔を目指すことを約束する。そうして主人公と少女は、いつたどり着くともわからない塔まで二人でむかうのだった。簡単に言うとこんな話だ。
実はこの小説には結末が違うものがもう一つある。個人的に好きな方を小説家になろうには投稿したのだが、それを読んでいるうちにどうしても運命を変えたくなってしまった。私が好きな結末だったはずなのに、なぜかそれが気に入らなくなってしまったのだ。なぜこんなことが起きたのだろうか、私にはわからない。
どちらにせよ、もし可能なら一読いただきたい内容ではある。お時間が許すのならばぜひお願いしたい。そして感想を聞いてみたい。彼女はどんな運命をたどるべきだったのかを聞きたいのだ。