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美しさは、時に何かを知らぬ間に否定している

世の中は、それに尽きる。ナンバーワンにならなくたっていい、もともと特別なオンリーワンを、けっこうほとんどの人が、理念的には素晴らしいよね、理想だよねと、思いつつも、現実的には基本無意識的に否定している。だからこそ、歌は売れる。

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個性を大切に。ダイバーシティーで、SDGsな感じ。

なんじゃそりゃと。それができない人が、それを声高々にうたっている気がする。すでにやっている人は、わざわざ言わないでしょうに。こんな、パッとしない毒もってそうな花があっても、ちゃんとその花を認めるのかしら。臭い人がいても、汚い人がいても、コロナの人がいても、その人を無い人にしたりしないのでしょうか。

コンテキストの違いは、いつだってある。まず違うのだから。衝突する。どうしても、お互いがそれぞれに正しいことだから、全くにじり寄る隙もない。しかも、もう固まってしまっている。あっちによったら敗北感。相手がこっちに来たら勝利感。なんじゃろうか。戦争の気持ちの方がよっぽどに近い。

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パラリンピックの開会式にしても、冒頭しか見てないけど、まず片方だけの羽ってのが、健常者が思い描くパラリンピックの典型というのを感じてしまって、、、バリバラみたいな開会式がよかった。かわいい子じゃなくたって全然いいのに。ついでにいったらアナウンサーも、かっこよくなくてもかわいくなくたって、本当のことを人間として感じて、間違えまくりながらでも、その自分が感じた言葉をしゃべってくれる人がいい。美しさは、時に何かを知らぬ間に否定している。(愛しさと切なさと心強さと的センテンス)

世界ってもっと泥臭くていいはずなんだけど、コンプライアンスとコンテキストとかいう、冷たいプラスチックみたいな言葉が、日本にやってきて、宵越しの銭は持たないとか三方よしなんていう、粋な人がいなくなっちゃった。

そろそろ、また携帯をやめざるを得ない時期が来ている気がする。






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