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ひとりごと

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2024年5月の記事一覧

父

実の父があまり好きではない。私の父親との記憶は私が中学校に上がる直前から10年間途絶えている。その間女系家族で育った。何も問題なく、健やかに、祖母と母と姉から、愛された(母からしたら大変な日々だったかもしれないが、私の目からはいつでも理想の母だった)。その後大人になり再会をしたりするのだが、それはまた別の話。

前記事で私は料理をつくるのがあまり得意ではないと書いた。だが年に数回、自分のためにひと

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混ざり合う

混ざり合う

実家を出て大学のそばでひとり暮らしをし始めた頃から、「料理」というものを部屋で食べることがかなり減った。最低限簡素な料理はしていたが「おいしい食事」に対する熱量みたいなものがかなり薄く、2つくらいの材料で3分以内にできて、「焼く」という行為から生まれるものを「料理」と呼んでいた。

それ以外は基本、「食材」を食べていた。恥をしのんで書くと、卵を炒ったもの、ピーマンを焼いて醤油で味をつけたもの、納豆

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大人の世界と子どもの世界

大人の世界と子どもの世界

SNSで動画が流れてきた。居酒屋のような雰囲気の韓国のお店で、店員の3~40代らしい女性が、パフォーマンスをする。

酒瓶を何人分かのグラスに注いでいくのだが、あの手この手を使って、かなりおもしろく考えられている。振ることでシュワシュワを強くして、穴を開けてまるでビームみたいに酒を注ぐ。
最後に残りの泡が出てくるときに、女性が瓶の細長いところを手で覆い、扱くような動作をすると、客である男性たち数人

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好き

好き

困った顔とばかみたいな会話

街を歩く。天気のいい日に街を歩くのは気持ちがいい。お薦めの店に入り、食事をする。ここがいかに素敵な場所か教わる。私は店よりも君が好きだよ。君が美味しいと思うものを食べて、私が残したら食べてくれる。それもいいけど、たった一回だけ、適当に入った店で甘いものばかりがメニューに載っていたときに、食べるのは得意な君が、「甘いものは少しでいい」と言いながら困った顔で渋々パンケーキ

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