見出し画像

【バルカン半島旅行記①】夏を取り戻しに海を目指す

2024年8月下旬、私たち夫婦は夏を取り戻しに海へと向かった。
目的地はバルカン半島のアドリア海に面する街、ドゥブロヴニク(クロアチア)とコトル・ペラスト(モンテネグロ)。

< スケジュール >
Day1 : プラハ⇒ドゥブロヴニク(飛行機移動)
Day2 : ドゥブロヴニク(ロクルム島)
Day3 : ドゥブロヴニク⇒コトル(バス移動)
Day4 : コトル
Day5 : コトル(ぺラスト)
Day6 : コトル⇒ドゥブロヴニク(バス移動)
Day7 : ドゥブロヴニク
Day8 : ドゥブロヴニク⇒プラハ(飛行機移動)

Day1 : プラハ⇒ドゥブロヴニク(飛行機移動)

夏の間、プラハ~ドゥブロヴニク間でクロアチア航空の直行便が飛んでいたので、この機を逃すまいと木曜の夜の便でドゥブロブニクへと向かった。

飛行時間は1時間半ほど。
夏の終わりということもあってか機内はガラガラだった。

搭乗率20%くらいだった

飛行中はドゥブロヴニクが町のモデルとなっている「紅の豚」を夫と同時再生・鑑賞した。私はこの前鑑賞したばかりだったが、夫はかなり久々に鑑賞したようで、「大人になって観るとこんなに面白いのか」と私と全く同じような感想を抱いていた。(「紅の豚」の感想記はこちら

ドゥブロヴニクに到着したのは22時頃。
市内へと向かうシャトルバスのチケット(往復15€/人)を購入し、外で待機するバスの横で出発を待った。

思っていたよりも立派なドゥブロヴニク空港
市街地へと向かうシャトルバス


20分程待ってドライバーがやって来た。
メインバスターミナルで後者することを伝えてバスに乗り込んだ。

左側に座ると景色が綺麗に見えるとのことだったので左側に座ったが、夜だったので当たり前だが道中はほぼ真っ暗だった。

それでも街を照らす灯は美しく、私の胸の高鳴りは言葉となり、マシンガントークとなって夫に浴びせられた。(何を話したかは全く覚えていない)

メインバスターミナルに到着後、15分ほど歩いて予約していたエアビーに到着した。
ドゥブロヴニクは坂や階段が多く、歩くのも一苦労。
スーツケースを持ち歩いての旅行は大変だろうなぁ。(私たちは一週間分の荷物をリュックに詰め込んだ)

セルフチェックインを済ませ、さっさとシャワーを浴びて就寝。

エアコンありがたすぎる

部屋は可もなく不可もなく、という感じ。
とにかく生活感のある部屋が苦手(エアビー完全不向き)。

でも、冷蔵庫に桃とお菓子があったのは嬉しかった。

剥き出しのお菓子は少し抵抗があった

Day2 : ドゥブロヴニク(ロクルム島)

この日はドゥブロヴニクから船で10分程のロクルム島という島に行くことにした。

7時半頃に起床し、支度を済ませ、ロクルム島行きの船が出ている旧市街にある港を目指した。

私たちが滞在した宿(グルーシュ港付近)から旧港までは徒歩約30分。
交通費の節約と食料の調達と散歩を兼ねて強い日差しに照り付けられながら私たちは旧市街を目指した。

旧港に到着後、ロクルム島往復のフェリーチケット(27€/人)を購入。

船の出発を待っている間、レモンジェラートを食べた。いたって普通のレモンジェラートだったけど、いつもよりも美味しく感じた。散歩を頑張ってくれた自分の身体に感謝。

ロクルム島へと向かうフェリーは乗客でいっぱいだった。まだまだ夏。

島に到着後、私たちは直観で海を目指した。

透明度えっっっっぐい

島の奥へと進んでいくと限りなく広がるアドリア海があった。

私たちは人の少ない岩場の木陰に場所を取り、少し海を眺めた後、水着になった。岩肌にはご親切に入水用の梯子があり、そこから思い切って入水した。

とはいえ、梯子のすぐ目の前にはアドリア海の大海原が広がっており、勿論足はつかない。監視員もいないし、波もあるし、ゴツゴツした岩もたくさんあって当たると痛そう。とにかく大海原に投げ込まれた感覚だったので秒で上がった。(笑)

そんな状況でも泳いでいる人はいて、70代くらいのおばあちゃんも泳いでいた。ルールは無いけど自己責任。自由とか規範とか少し考えさせられた。

崖から飛び込む少年たち。見てるこっちが怖かった

ちなみに、今回行ったどのビーチも砂場ではなく、基本的に石浜あるいは岩場のビーチだった。マリンシューズ必須。

一瞬の海水浴を終え、散歩がてら調達したサンドイッチを食べながら日光浴をした。海水で下がった体温が日光によって再度温められるこの感じ=幸せ。

十分にChillした後、ロクルム島の頂上の要塞を目指した。
頂上まではハイキングコースとなっており、炎天下でのハイキングは先ほどの海水浴でいい感じに下げられた体温を爆上がりさせた。

孔雀がたくさんいた、雛っこかわいかった
人の身長ぐらいある巨大アロエ
写真の100倍傾斜えぐい

頂上からは対岸のドゥブロヴニクの旧市街を見渡すことができ、要塞の内側はひんやりとしていて不気味な雰囲気を放っていた。

下山がてら島を一周し、ハイキングで爆上がりした体温を死海で冷ました。

私が想像していた死海は何をどうやってもプカプカ浮いてしまうイメージだったけど、暴れると普通に沈むし、海よりも少し浮くな~程度。ただ、波は無いし、優雅に泳げて良き。深いけど。

死海のすぐそばの海辺でシャワーを浴び、岩場にタオルを敷いて日光浴をした。うとうとしながら一時間くらい日光を浴びた。多分この日だけで一ヶ月分ぐらいの日光を浴びた(出不精)。

気付けば16時半を過ぎており、これ外から見えるんちゃう?と思うほどの簡易的な着替え場所で水着から着替え、ドゥブロヴニクに戻るフェリーに乗船した。

< ロクルム島 Tips >
・海で泳ぐならマリンシューズ必須
・水はぼったくり価格(500ml 5.5€)なので持っていく(水くみ場あり)
・シャワーあり、トイレあり、着替え場所あり
・山登るなら歩きやすい靴あった方が良い
・タオル、日焼け止め、帽子、サングラスないと終わる(ロクルム島に限らず)

ドゥブロヴニクに戻り、ピレ門の有人窓口でバスチケットを購入し、バスで宿のあるグルーシュ港方面へと向かった。さすがに帰りも徒歩30分は無理だった。

下車後、気になっていた醸造所で夕食をとることにした。

ビール2杯とハンバーガー、チキンラップで45€程度。

ビールはフルーティーでゴクゴク飲めちゃう!うまい!
ハンバーガーもパティがジューシーでうまい!ラップは普通!w

IPAとラガー
食後すぐ側の港で見た夕日。
なんだかいい感じに撮れた奇跡の一枚。

歩いて、泳いで、山登って、泳いで、日光浴して、ビール飲んで、夕日見る。シンプルに最高な夏の思い出。

計画立てるの面倒くさすぎて半ば諦めかけていたこの旅行、諦めなくてよかった。連れてきてくれた夫にも感謝。

今年も最高の夏になった。

旅の様子はvlogとしてYoutubeにもアップしています🪼


いいなと思ったら応援しよう!