【オーロラ旅行記②】ねえ待って、もしや私たちオーロラ観られないんじゃない?
day3 対自然、難しすぎる
昨夜の雨は上がり、この日は朝から快晴。
ホテルの朝食ビュッフェでたらふく食べた後は湖の畔で日光浴。科学的にも照明されているけれど、日光って浴びるだけで幸せになれる。
日光浴で幸せに包まれた後は運動がてら湖で手漕ぎボートを漕いだりした。この日は気温5度くらい。寒いけど日差しがある分暖かい。とても静かな湖の上で、太陽を浴びながら過ごす時間はとても贅沢。
一時間ほど漕いで部屋で休憩。
客室のテレビにはクロームキャストが繋がっていて、YouTubeやNetflixを繋いで視聴出来るようだが、私たちの滞在中は生憎不具合で視聴できなかった。
スマホの小さい画面で動画を見ると逆に疲れるので、持参したKindleで本を読んだり、スマホをいじったり、ソファでゴロゴロしたり、ひたすらぼーっとしたりした。
夕方になってお腹が空いたので町の飲食店に向かった。
昨日同様に長い長い一本道を真っすぐに進み、入った飲食店でトナカイピザとケバブを注文した。
トナカイピザはまあこんなもんか、という感じだったがケバブの具材の野菜や果物が新鮮でゴロゴロとしていて史上最高に美味しかった。このケバブ、中にリンゴやブドウも入っていてそれがまた美味しくて。
ピザとケバブとドリンクバーとポテトで30€。
ホテルのレストランで食べるよりかは安いはずなので良しとする。
帰り際にK-Marketでビールを買い、ホテルへと戻った。
日中は晴れていたけれど、夜になって天気が崩れ、夜は雨。24時頃まで粘ったけどその後の天気も雨予報だったので就寝。
オーロラってそう簡単に観られるものじゃないんだ。やっと分かった。
day4 観られたらもはや奇跡
朝からどんよりした天気。
雨は少しだけど降っていて空気も冷たい。
この日の天気予報は一日どんより予報。もう既に意気消沈。
朝食を食べて少し散歩へ。
何も無い道をただひたすら歩く。
疲れたところで来た道を戻る。
部屋に戻って、ゴロゴロしたり、サウナに入ったり。
夜になると雨足が強くなり、今夜もオーロラは無理そう。
3夜に1夜の確立でオーロラは観られると聞いていたけれど、3夜連続雨の逆に奇跡。
もはやここまで来るとオーロラ観られたらそれだけで十分に奇跡。
残り2夜しかないけれど奇跡は訪れるのだろうか。
day5 オーロラ鑑賞は粘ったもん勝ち
この日は遂に雪予報。
雨どころか雪なんて。どんどん天気が悪くなる。
寒いし、気分も沈んでいく。
とはいえ、自然は人間にはコントロールできるものでは無いし、どうすることもできないので、ただひたすらオーロラが現れてくれるよう願うしかない。
とりあえず朝食を済ませ、帰り際に立ち寄ったレセプションで「オーロラアラート」を借りた。
ホテル敷地内でオーロラが見えたら教えてくれるという便利アイテム。1泊10€とそこそこ値段はするが、もう2夜しかない私たちは文明の機器にすがるしかなかった。
だが、このオーロラアラート、宿泊記にも少し書いたが全然反応しない。反応しないどころか真昼間にアラートが鳴ったりする。早々にオーロラアラートへの期待は捨てた。
一方で降り続く雨と雪。
この日も部屋でゴロゴロしたり、サウナに入ったりしていたらあっという間に夜になった。
23時頃、いつものように窓越しに夜空を眺めていると、一瞬星が見えた。いつの間にか雨は上がっていたようだ。それでもまだ雲は広がっていたが、わずかな期待を胸に夫とオーロラを探しに外へ出た。
オーロラは肉眼では雲のように見えると聞いていたので、それっぽいものにカメラを向けて写真を撮った。
「オーロラかな?」「雲だね」のやり取りを数ターン繰り返していると、写真にわずかに緑色の光が写り込んだ。オーロラだった。
最初は半信半疑だったけれど、何度も写真を撮っているうちに光がより鮮明になり、オーロラだと確信した。肉眼では雲なのにカメラを通すと色を持つのも不思議だし、生物のようにゆらゆらと形を変えながら空を移動するのも不思議だった。
その後、23時~翌2時頃までオーロラは現れ続けた。雲の切れ目に現れたり、雲を通り越して現れたり。晴れていないと観えないと思っていたけれど、曇っていても観れるチャンスは十分にある。
丸一日天気が悪く、今日も半ば諦めかけていたオーロラ。眠っていなくて良かった。あの時、星に気付いて外に出てよかった。オーロラ鑑賞は粘ったもん勝ち。
ちなみにこの時のオーロラアプリの鑑賞可能率は10%だった。文明の機器はやっぱり自然には適わない。
対自然、やっぱり難しすぎる。
難しいからこそ、その分感動も大きいのだけれど。
(続編)
旅の様子はvlogとしてYoutubeにもアップしています☺︎
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