【オーロラ旅行記①】夢を叶えるために秋の北欧へ
先日、フィンランドの北にあるイナリという町に行きました。
目的はただ一つ、オーロラを見るため。
いつか絶対に死ぬまでに見たいと思っていたオーロラ。だけど、人間いつ死ぬかなんて誰にも分からない。
「善は急げ」ということで時間的に余裕がある今がチャンスと思い、オーロラ旅行を計画しました。
旅行プラン
このオーロラ旅行、実は半年以上前から計画していました。
それぐらい気合を入れた旅であり、この旅のために半年間頑張ったと言っても過言ではない。
目的地：フィンランド、イナリ
旅行時期：秋（9月末～10月初め）
旅行期間：5泊6日
費用：航空券＋ホテル 合計 295,637円
・航空券（プラハ⇔イヴァロ 往復）132,561円（大人2人）
・ホテル（Wilderness Hotel Inari）163,076円（5泊）
・目的地（フィンランド、イナリ）
オーロラを見られる場所は世界各地にありますが、目的地は現在滞在しているチェコからアクセスの良い北欧で考えました。
北欧の中でも、フィンランドのイナリという町はツアーに参加せずともオーロラを見られる可能性があるということでイナリを旅の目的地にしました。
・旅行時期（秋 9月末～10月初め）
オーロラって極寒の冬じゃないと見られないイメージがありますが、実際には白夜の季節を除く8月～4月の間であれば鑑賞できるそうです。
今回私たちが秋を選んだ理由は二つあります。
一つ目の理由は、冬だと防寒具等の荷物が多くなるから。面倒くさがりなので出来る限り旅行の荷物は減らしたい派です。
二つ目の理由は、この時期しか見られない逆さオーロラを見たいから。イナリという町にはイナリ湖という大きな湖があります。オーロラが現れるとその湖に反射した逆さオーロラが見られるのだとか。冬になると湖は凍って雪で覆われてしまうので、逆さオーロラは秋しか見られないということだそう。
・旅行期間（5泊6日）
イナリに滞在すると、3夜に1夜はオーロラを見られると言われています。この確率を参考に3泊以上で計画を進めました。
フライトの都合上、結果的に5泊することになったのですが、今となっては5泊して良かったです。
当たり前ですが、長く滞在すればするほどオーロラを見られる確率は上がります。
・費用（約30万円）
フィンエアーで大人二人往復132,561円。この時点で値段が高過ぎて半泣きでしたが、日本からの往復を考えると安いはず。
ホテル代は5泊で163,076円。普段、ホテルは1泊2万円以下の予算を組んでいる私たちにとって既に予算オーバーでしたが今回は特別だったので奮発しました。予約アプリNEWTのセールで少しお得に予約できたので良かったです。
上記のプランで実際に旅行をして、結果的に大満足で終えられた旅となりました。具体的に思ったこと、感じたこと等については以下に続く旅行記で書こうと思います。
旅行記
day1 中継地のヘルシンキへ
この日は夜のフライトで中継地のヘルシンキ空港へ向かった。
仕事から帰って来た夫と急いでプラハ空港へ。
今回の旅の荷物はリュック2つとスーツケース1つ。
スーツケースは中継地のヘルシンキ空港では受け取らず、最終目的地のイヴァロ空港まで繋いでもらうよう、預け入れの際、スタッフの方にお願いした。（これでトランジットがかなり楽になった）
19:30プラハ発⇒22:35ヘルシンキ着。
飛行時間は2時間、時差は1時間。（ヘルシンキの方が1時間早い）
ヘルシンキ空港到着後は寄り道することなく空港近くのホテル（Pilot Airport Hotel）へ向かった。ホテルまでは深夜でも無料のシャトルバスが運行していた。
Pilot Airport Hotelの宿泊記は以下の記事にまとめています。
北欧だし寒いかと思っていたけど、そんなことはなく。
長袖1枚で十分。（半袖でも大丈夫かも）
シャワーを浴びて即就寝。
とはいえ、隣の部屋がうるさくてあまり眠れず。
耳栓使っても眠れなかったけど、YouTubeで宇宙系の雑学聴いていたら一瞬で眠りに落ちた。不眠対策におすすめ。
day2 いよいよ目的地のイナリへ
今日からが旅行のメイン。
目的地のフィンランドにある北極圏の町イナリへと向かう。
ホテルの朝食をしっかりいただき、ヘルシンキ空港へ。
ヘルシンキ空港、綺麗で好き。
ムーミンショップやマリメッコもあって飽きずに時間を過ごせる。
（買わなかったことを少し後悔）
11:40ヘルシンキ発⇒13:15イヴァロ着のフライトで出発。
この日のフライトは満席。日本人もちらほら。
オーロラ鑑賞地としての人気の高さを既に実感した。
イヴァロ空港からイナリへは車で約40分。
今回はシャトルバスを事前予約した。値段は大人1人片道20€。
イナリの豊かな自然を横目にしばしのバス旅の時間を過ごす。
40分ほどでバスは私たちの宿泊する「Wilderness Hotel Inari」に停車した。何名かの乗客と一緒に降車し、強面だけどフレンドリーなドライバーからスーツケースを受け取る。
チェックインはフライト時間に合わせて混雑しがち。
そういえば、バス車内もホテルも日本人が多くて驚いた。イナリが日本人に人気の観光地ということがこの時点でやっと分かった。
ようやくチェックインを済ませ、これから4泊する客室（イナリアークティックシャレー）へと向かった。ちなみに、最後の1泊はオーロラキャビンに滞在する。
手前の小屋がオーロラキャビン、
奥の建物がアークティックシャレー
Wilderness Hotel Inariの宿泊記は以下の記事にまとめています。
部屋で荷解きを終えた後はスーパーに買い出しに向かった。
宿泊は朝食のみのプランだったため、昼食夕食に関しては自分たちで何とかしなければならなかった。勿論ホテルのレストランも利用することは出来るが、航空券とホテルだけで既に奮発してしまっているので、食費だけでも節約したかった。
ということでホテルから徒歩30分、大きな歩道を真っすぐ道なりに進み、町に2件あるスーパーの両方を訪れた。（スーパーが隣接しているのではしごし易い）
一件目のSaleというスーパーは人気が無く寂しい感じはするけど、決して品揃えが悪い訳では無かった。むしろ人が少なくゆっくり買い物ができ、半額商品など値下げ商品が多いのも印象的。ここでは半額のサラダとインスタント食品を購入した。
二件目のK-Marketは常にお客さんがいる印象。温かい惣菜も置いてあった。ビールの種類も割と豊富で、ビール好き夫婦としてはこちらのスーパーに立ち寄ることの方が多かった。ここで惣菜のお肉、ビール、お菓子、インスタント食品、フィンエアーブルーベリージュースを購入した。
（この時は夕方）
帰り際にスーパーに隣接した土産屋にも立ち寄った。小さな町の土産屋とは思えないくらい店内が広く、商品もアパレルからサウナグッズまで幅広く取り揃えていた。ここでは旅先恒例のマグネットを購入した。
色も顔もそれぞれ違うけどどうしよう
ホテルまでの帰り道は雨に降られた。
この日の気温は8度くらいで上着を着ていればそこまで寒くはなかったけど、雨が降ると一気に身体が冷えるのを感じた。
イナリの天気はコロコロ変わる。
雨が降ったり、止んだり、一瞬雨が上がって太陽が出たと思えば数分後には雨が降る。情緒不安定な時の私みたい。
そんなこんなで虹が出た。雨は降っていたけれど。久々に見た虹に嬉しくなった。
これは夜オーロラ見られるんじゃない？と思ったけど、現実はそんなに甘くはなかった。
帰ってからは冷えた身体を客室備え付けのサウナで温めた。
夫とあーだこーだお喋りしていたら1時間くらい経っていて驚いた。
思えば、夫と話だけをする環境って普段の日常では珍しい（どうしてもご飯食べながらだったり、スマホいじりながらだったりしてしまう）ので良い時間だった。
サウナ後は買ってきた食材とビールで夕飯をとった。
夕飯後は深夜までずっと窓の外を見ていた。降り続く雨は止む気配が無い。
深夜3時頃、ようやく雨が止んだ。
夫は既に夢の中だったので一人で外に出た。
雨は止んだけど空は厚い雲で覆われていた。これはオーロラ無理かも。
部屋に戻り、夫に声をかけ、パジャマに着替えて眠る準備をした。
いざ眠ろうとした瞬間、夫が「外に人が出てる！！！」と言った。
これはもしやオーロラチャンス！？と思い、パジャマの上からコートを羽織り、夫と外に出た。
すると、数分前の厚い雲は何処へやら、夜空は満点の星で輝いていた。
数えきれないほどに強く光り輝く星に目を奪われ、また雲が夜空を覆うまでの数分間、寒さを忘れて星空観賞に没頭した。もう少し我慢すれば、もしかしたらオーロラを見れたのかもしれないけど、この夜は星空で満足してしまったので部屋に戻って眠ることにした。
オーロラこそ見られなかったものの、夜空に輝く星々の美しさに圧倒された。今までいろんなところに旅をしたけど、過去トップクラスの夜空かもしれない。
イナリ初日にして一分一秒と変化する自然に振り回された一日だった。
う～ん、自然難しい。
（続編）
旅の様子はvlogとしてYoutubeにもアップしています☺︎
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