見出し画像

勇気

プロレスファンだからすらすら読み終えた。
インタビュー形式だから読みやすく、「あの時に内藤は何を考えていたのか」が分かる一冊。
非常に面白く、お薦めの一冊。

さて、この本のなかで内藤選手がよく口にする「一歩踏み出す勇気」と「トランキーロ(アセるなよ)」がある。

「一歩踏み出す勇気」は現状を変えるには、踏み出す必要があることを説いてる。
内藤選手自身も若い頃は目立たない選手だった。キャラが薄い正統派レスラーといった感じ。でもメキシコ修行から帰って来て、キャラががらり一変します。それこそ一歩踏み出したのです。

次に「トランキーロ」
これは焦るなよという意味で、プロレスファンはよく使います。

この「一歩踏み出す勇気」と「トランキーロ」は相対するような気がします。
現状を変えたい。やっぱりその時って焦りがある。
「これでいいのか?」「このままでいいのか?」「変化していいのか?」って。

トランキーロはこんな時に使います。

内藤選手は何が言いたかったのか。

私は「一歩踏み出す勇気」の「勇気」を持てと言いたかったのではないかと思う。

踏み出さなくてもいい、トランキーロだから。踏み出さない勇気も必要だ。

踏み出すときは勇気を持て。勇気をもって飛び込め。

内藤選手はそう言いたかったんだと思います。

この記事が参加している募集

閲覧頂き、ありがとうございます❗ これからも頑張ります❗