よわいから。
「私は弱いから」
ボクの友達に多い言葉
弱かったら
強くなればいい
頭が弱いのか
体が弱いのか
それもわからないが
弱くていい事なんて
何もない
そう思ってた
昨夜
月があまりにも綺麗で
昭和美術館から
高峯の叔母さん家まで
おじいちゃまと歩いた
何度も遠回りして
八事霊園へ行こうと言い出す
おじいちゃま
ボクは肝試しがしたいのかと
勘違いして
「夏じゃないし」
そう言った
おじいちゃまはニヤリとして
「いいからいいから」
どんどんあるく
八事霊園から
名城大学のグランド方面へ
抜けて
東山テニスセンターへ
続く道を逆側へ登ってく
わぁ
思わず声をあげた
暗くてすっかり
別世界
森を登り木々の隙間に月灯り
ベンチに腰掛け
おじいちゃまが云う
臆病ではいけない
狡賢くては
幸福は逃げてしまう
臆病なのは
利口だから
ズルイから逃げてる
どんな物事も
「挑戦」だよ
もちろん
失敗もあるだろうけど
すべて自分のため
良く学ぶんだ
ぱこちゃんは今日
自分のことを
「身体が弱いから」
そんな小さな理由で
できない自分を肯定してた
それでは
ぱこちゃんの肉体も
魂もあまりにも可哀想だ
ぱこちゃんは何でもできる
え?なんでも?
そうだよ
何でもできる
ちゃんと自分の魂に
感謝を伝えて肉体に
病は治すと
決めてあげたらいい
でもお医者様が
生まれつきで
完治しないって・・
伝え方がまずかったかな
そういうことじゃないんだ
自分の挑戦したいことには
どんなでも
挑戦するといい
弱かったら
健康を目指せばいい
弱かったら
強くなればいい
状況や環境になんて
負けちゃいけないよ
自分を守り
信じるのは
自分だけ
人生は闘いだよ
生まれて
死ぬまで
自分の最高の人生を
構築する闘いだ
楽しんで
おもいきり
挑戦しなさい
逃げることは
いつでもできる
弱いからなんて
自分の耳に
いいわけを
聞かせちゃダメだ
知性と教養
智慧と勇気
人間の武器をみがいて
保ちなさい
ね
じいちゃま
友達も
私弱いからっていうよ
ぱこちゃん
それは
ぱこちゃんが
助けてあげなくちゃ
ならないかもね
友人は大切にしなさい
宝物をすべて集めても
友情には適わない
お友達をよく理解し
いっしょに強くなろうと
励ますのもいい
ぱこちゃんになにか
してさしあげることあれば
できることは
挑戦したらいい
いけないのは
その話をきいて
いっしょに弱く卑屈に
陥ってしまうこと
それは友情じゃない
ケンカになってもいい
友人なら信用できる
だから
ぱこちゃんから
対話するといい
いっしょに強くなろうってね
あぁおじいちゃま
なんだかわかったよ
ありがとう
ヒントくれて
おじいちゃまはニヤリとして
歩き出す
さあ
帰ってホットチョコ飲もうか
月灯りにてらされて
おじいちゃまは
サンタさんみたいだ
読了ありがとうございます 世界の片隅にいるキミに届くよう ボクの想いが次から次へと伝播していくこと願う 昨年のサポートは書籍と寄付に使用しています 心から感謝いたします たくさんのサポートありがとうございました