流れになる
コロナも私の日常3-75
75日目 6月8日(火)
寝坊した!と思ったら1時間間違えていた朝。結局二度寝したのでいつも通りの時間に起きたけど、少し時間に余裕が生まれた気がする。ほんとに気がするだけ、そんな朝。書くぞーと思って早2週間経ったこの日記にようやく手をつけてみる。
最近、坂口恭平という人にハマっている。
僭越ながら、この間まで全然存じ上げなかったこの人。たまたま会社のTwitterを見ていて発見したのだけれど、とにかく衝撃だった。自分の電話番号を公開していのっちの電話なんてことをやって、死にそうに悩んでいる人たちの話をウンウンと聞いて結果彼らの命を救っているのもすごいし、彼の生き方というか、考え方というか、とにかく全部に心を揺さぶられて、仕事中なのに彼のTwitterを隅から隅まで読んでた。仕事しろ。
そんなこんなでまんまと彼の沼にハマった私は、案の定まんまと彼の本を買い漁る。まずは『お金の大学』という本を読んでみる。これは彼のnoteでも無料で公開されているものだけれど、なんとなく私は紙の本が好きだし、お金を払うことに何かしらの意味を感じているので、こうして紙の本を買うことでお金の大学に入学しました。
お金の大学に書かれていることは、そんなに難しい事ではない。平易な言葉で、当たり前だけれど、当たり前じゃなくて、長い輪廻の中でいつの間にか忘れてしまっていたようなことがたくさん書かれている。お金というのは時間であり、経済であり、経済というのは流れであり、流れというのは植物も海も土も空も人間もみんな持っているものであり、自分が経済だという自覚をする事が大切なんだと。なるほど、つまり全ては一つの流れの中にあるんだなあ。私は彼の言葉の中に、母を見た。彼の言葉は私の母がいつも言っていることとかなりシンクロしていて、結局みんな何かを悟った人は同じ事を知っているのだと思った。どういう事かというとつまり、全ては一つである事を知っているという事だ。私もたまに風を感じながら、空を流れていく雲を眺めながら、道端に咲く雑草を見ながら、遠くに見える山を見ながら、隣にいるあいつを見ながら、自分がこの世界の一部であるという事を感じることがある。つまりはきっとそういう事だ。私たちはみんな忘れている。全部自分とは関係なくて、違うものだと思っている。もちろん違うかもしれないけど、本当の根っこでは、同じなのにね。憧れを抱く坂口恭平も、いつも私を愛してくれる母も彼女も父も。そう考えるとなんだか、なんでも出来るんだって気がしてくる。私はどんな風にもなれるんだって、胸が躍る。
そういう感じで自分がその「流れ」になれば、自然とお金も時間も手に入ってくるようになる、らしい。私は全然そんな領域に達せていない。でも本当は、とても簡単な事なんだろうな。自分で勝手に難しくしてるだけなんだなあって思うよ。とりあえず、「自分の生活水準を下げて、自分の水準を上げろ」という言葉は忘れずにとっておく。いや、取っておいちゃダメだ。使っていかないと、もったいないね。ああ、私も、本当はこういう生活を送りたかったんだなあと彼を見ていて思った。色々なことに縛られず、流れとなって流れを生み出している存在。ああ私はなんて素敵な理想の人物を見つけてしまったのだろう。グッジョブ自分。人や物事というのは、必要な時に必要な事がやってくるものだと思うから、きっと今の私には彼が必要だったのだ。
とにかく、坂口恭平のコンテンツは全て目と耳に響くので全世界に届け。個人的にはそう思っている。彼の描くパステル絵も素敵すぎて永遠に見ちゃうしなんなら買いたいくらい。15万円もするけど。詳しくは彼のTwitterを見ろ。ツイート数が多すぎて多すぎるけどそんなにツイートしながら色んなタスクをこなして21時には寝ているんだから何事?と言う感じである。超人すぎる。私もドクターXを観ている暇があったら、この日記を毎日書こうと思う。最近は「生きのびるための事務」というお話を毎日楽しく読んでいる。職場で。いや、仕事しろ?
そんな感じで今日も元気に1日を過ごせそう。片道1時間半の通勤電車をほぼこの日記に、坂口恭平に、費やしてしまった。私は遅筆なのです。昨日はドクターXを観ていたけど、こういうのも良いな。坂口恭平も、下手くそでもとりあえず毎日続ければ一人前になるって言ってたし、毎日原稿を10枚書いてるって言ってたし、やっぱり続けることが第一歩だよね。がんばろ、わたし。あなたもね。
ああ。今日も、つよくいきるぞ!
おはよう。