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Day56 ナウシカにコロナを重ねる

56日目 7月1日(水)

もう7月。1年の半分が終わったんだなと思うと感慨深い。

去年の今頃、私は何をしていたっけか。きっと楽しいことをたくさんしていた。ものの半年で世界はガラリと変わったけれど、私は変わったのだろうか。そんなことを思う朝。

珍しく頑張って早起きをして、インターンへ向かうは神保町。本の町。結構すき。電車は嫌い。密です。

無事に仕事を終え、はらぺこで15時過ぎにインターン先の子とうどんを食べる。めちゃめちゃ美味しい。なんだっけ、「みか」とかそういう名前のお店だった。昼どきは物凄い行列でなかなか入れないらしい。おすすめ。

そうして、今日も映画館へ足を運ぶ。ここぞとばかりにジブリ作品を見まくる今週。今日は『風の谷のナウシカ』です。

もうね、ぼろぼろ泣きました。千と千尋が霞むくらいボロボロ泣いた。もちろんひとりで。なぜか知らんけど嗚咽するかと思うくらい涙でた。言葉にできないこの感動。みんなもぜひ劇場に足を運んで観て欲しい。もう観たことがあってもまた観て欲しい。

以下、感想。ネタバレ注意です。

・まずね、この飛行機的なの乗りたい。絶対楽しい。私も風を読んで、空を飛んでみたい。

・瘴気に包まれた腐海が広がる世界。肺が汚染されるため腐海ではマスクが欠かせない。ナウシカの故郷、風の谷は瘴気に犯されることなく平和に暮らしていたのに、とある船がやってきて毒を発する瘴気を連れてきた。このシーンでもう、「コロナやん!」と思ってしまった。都市から都市への人の移動がコロナを蔓延させる現在。マスクが必需品になりつつある2020。もうここらへんから、「瘴気=コロナ、腐海=今の社会」と思いながらみていた。腐海の地下には人間の汚した地球をきれいにする場所が隠されていて、蟲たちはそれを守るために戦っているなんて、、深いい。地球上で一番要らないのは、人間かもしれませんね。

なかなか状況が重なりまくって面白い。気になる人はぜひ。

・腐海の蟲とも心を通わせるナウシカ。もうほんとにこのナウシカさんがね、強い&素敵すぎる。地球上の全生物が惚れるレベルなのよ。なに?どうしてそんなに蟲たちに対して体を張って立ち向かえるの?どうしてそんなに心優しいの?人に対しても蟲に対しても世界に対しても、あらゆるものに慈愛を見せる彼女。愛なの?やっぱり愛なの??

うろ覚えの印象的なセリフでも載せとこう。

ナウシカ:何をそんなに怯えているの?私はただ、あなたに自分のところへ戻って欲しいだけよ

私も、怯えずに、自分の森へ戻ろう。

彼女の愛に触れて、心も体も涙がちょちょぎれました。オームと心通わせるシーンは涙なしには見れず。1人の小さな少女を中心に一斉にオームが静まる場面で、胸が震えた。いつの間にこんなに涙脆くなっていたんだろう。なんでこんなに涙が出るのか自分でもわからないまま、ただただ垂れ流しました。劇場内、あんまり人がいなくてよかった。

・あと、あの有名な主題歌。「風の谷の〜なう〜しか〜」って流れるのを今か今かと待ち構えていたのに、え、???結局、一度も流れなかった。あれ、これって作中で使われてない系の歌なんでしたっけはやおさん。そうなんですね久石譲さん。ちょっと早く言ってよぉ〜期待したじゃんカ(だまれ)

さて、なんか長くなってしまった取り留めのない感想。夜も遅いし、ここらへんでやめておこう。いつか原作も読んでみたいな。

私もいつか、ナウシカみたいな素敵なひとになれるだろうか。これからの目標は、ナウシカになることです。

ああ。今日は、ナウシカになりたい。

おやすみ。



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