将来はプロ入りも狙える!? 土浦日大・小森勇凛はスケールが大きい本格派右腕
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夏の甲子園はきょう8月21日、準決勝が行われている。今回は、準決勝第2試合で、慶応と戦う土浦日大の本格派右腕を取り上げたい。
2023年8月12日 全国高校野球選手権
土浦日大3-0九州国際大付
小森勇凛(土浦日大) 3年 投手 183cm82kg 右投右打
創部以来初となる夏の甲子園準決勝進出を果たした土浦日大。投手、野手ともに将来が楽しみな選手は多いが、中でもスケールの大きさでは、トップと言える選手が、小森勇凛だ。
初めてピッチングを見たのは、昨年夏の茨城大会準々決勝、下妻一戦。リリーフで1イニングの登板のみだったが、ストレートは140キロを超え、堂々とした体格と悪い癖のないフォームが目に留まった。
今年春は背番号1を背負うと、県大会の準決勝では、ドラフト上位候補と言われる霞ヶ浦の木村優人(3年)と投げ合い、8回を無失点と好投。球場表示で149キロをマークしている。
ただ、大会前にはスカウト陣からあまり小森の名前は聞かれなかった。なぜなら、春以降に調子を落として、甲子園大会での背番号は18になったほか、プロに進まずに大学に進学するという情報が流れていたからだ。
小森は、甲子園の初戦となった上田西戦に登板しなかったが、2回戦の九州国際大付戦は、一転して先発のマウンドを任されると、粘りのピッチングを披露。5回を被安打1、無失点の好投で、チームの勝利に大きく貢献した。
◆慶応打線を相手にどんな投球をみせるのか?!
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