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北海道にまたドラフト有望株!白樺学園の右腕、西村昴浩がプロ注目の有力候補に浮上へ

「プロアマ野球研究所」は、全国のドラフト候補について、現在の実力や将来性について、詳細に分析して、読者の方々に公表している。今回は、近年好素材が多い北海道で、プロ注目を集める可能性が高い“高校生右腕”を紹介する。

2022年10月2日 高校野球秋季北海道大会
東海大札幌2-3白樺学園

西村昴浩(白樺学園) 新3年 投手 176㎝73kg 右投右打


最速144キロをマークした西村昴浩(白樺学園)

白樺学園がロースコアの接戦を制した。その勝利の立役者となったのが、2番手でマウンドに上がった西村昴浩だ。

初めて彼のピッチングを見たのは、昨年春の北海道大会初戦の北照戦。先発で登板。3回途中4失点で降板し、負け投手になったものの、ストレートの最速は141キロをマークしており、バネのあるフォームと鋭い腕の振りは光るものがあった。

昨年10月の東海大札幌戦は、7番、ライトで先発出場。1点をリードした5回、ワンアウト三塁の場面から登板すると、内野安打で同点に追いつかれた(失点は先発投手に記録)。しかし、その後の4イニングはわずか1安打、無失点と、ほぼ完璧に相手打線を抑え込み、チームを勝利に導いた。

ステップする前に少し体を沈み込ませるフォームだが、前述したように下半身のバネは素晴らしく、体重移動のスピードも申し分ない。また、高い位置から腕を振り下ろすことができるため、上背以上にボールに角度があるのも持ち味だ。

◆最速は144キロをマーク…まだまだ速くなりそうな予感も

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