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映画 「渇水」を観る

Netflixで観る
ぐだぐだの雑文です
内容に触れています、ご了承下さい

評価分かれるでしょうが、
個人的には、無条件で受け入れてしまう作品です

冒頭、2人乗りをする自転車の姉妹のパステル掛かった映像、
そして閉鎖されたプール、
もうこの導入部のシーンだけで、
この先がどんな展開になろうが、この子達を見守るのだ、とチカラが入ってしまう

格差社会やネグレストとかテーマにはなっているが、そこはしっかり考えて行く必要があるが、

この作品の観るべき部分は、
水の色
クレヨンでどの色ですか、
ではなく、
「輝いた水」の色
その水は、どんな色ですか、

どんな色にでもなれる
水は生きているのだから

その輝いた水の中で、子供たちが明日に泳いでいけるように、その色を理解して、濁らないように、そして流れを止めないようにするのが大人の責務なのである

抽象的でアンニュイこと書きましたが、見終わった後に、
そんな思いが湧いてきた作品でした


この作品で今そこにあるかもしれない課題の解決は出来ないが、
皆がそれを思えば、変えることが出来るかもしれない

映像の力を信じたい



この作品はフィルムで撮影したとのこと、制作側のこだわりでしょう、
残念ながらワタシごときにフィルムとデシタルの違いなどよくわからない、ましてや自宅の小さなテレビ画面で観ているのだから、

しかし、やっぱり映画は劇場で観ないと、
といつもの後悔でした


本作、原作者の経験を元に書かれたそうで、職員の葛藤と行動がとてもリアルでした
更に役者が素晴らしい
生田斗真は不思議な存在感があり、好きな役者です
あとは、賞賛されていると思いますが子役二人の演技は震えます
「自然な演技」と言われる方がいますが、このお二人は見事に演じきっています
テレビで変な作品に出したりせず、しっかり育てて頂いたいものです







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