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映画「エイリアン ロムルス」を観る

この作品の内容には、ほぼ触れせん
ぐだぐだの雑文で、ただのおっさんのヨタ話です
内容や解説は、良識ある方のレビューをお読み下さい

「恐怖の原点にして頂点である『エイリアン』の ‘‘その後の物語’’ 」のキャッチと「ノストロモ号」のワードだけを見て、期待を膨らませて劇場に行ってしまった

一作目のように徹底した密室空間での未知の生物へ恐怖、戦闘と生存への葛藤かと思っていたが、思った以上に全ての面で淡泊でした
そうだよね、いまさらエリアンの特性とか攻撃の仕方とかの説明いらないし、わかってるもんね
エイリアンを初めて観る若い人でもある程度の知識は持ってるだろうし

これだけ認知された存在だから、新しい視点で恐怖の感情を引き出すのは難しいのだろう

勝手に一作目をなぞり原点に戻り、宇宙船の中でのエイリアンと宇宙飛行士の知恵比べとアナログ的な戦闘だと思ってた

やっぱり事前学習は必要ですね


個人的には、エイリアンやターミネートの冠がつく作品が出ると、無条件に観てしまう、

両作とも低予算で製作された一作目が抜群に面白く、二作目はハリウッド特有のド派手な演出で堪能させて頂いたが、以後、ストーリーが複雑になったり、新鋭監督の変なコダワリ演出でどんどん意味不明になってしまった気がする

文句言いながら全部観ているから、結局好きなんだけど


本作、「6人の若者」の記載を事前にを見ていれば、劇場まで見にいくのは躊躇してたかもしれない

アメリカ映画が設定する、グループ(特に若者)の役割設定がどうも好きになれない

本作も、思った通り、わかりやすい人員構成で設定されていた
役に立たないリーダー、弱いものいじめのステレオタイプ、知性は高いが体格的に劣ったやつ、メカに強いが(武器にたけているが)感情を出さない女性、逆にやたら感情的に叫びまくるだけの女性、
そして冷静沈着な主役、となる

エイリアン2の海兵隊員もそんな役割分担だった気がする(もう一度見直してみようと思う)

古くは「13日の金曜日」の高校生や「流星からの物体X」の越冬隊員等々、恐怖映画での人物設定もそんな感じが多く、ヤラれていく順番も決まっている気もする

そうなると、各人物の行く末が読めてしまう


とにかく本作、ド派手演出とドカドガ大音響の効果音・音楽で時間を感じさせない作品ではあったが、IMAXレーザーで見なくてもよかった気がする
プレデターも出てこなかったし


以下、関係のないことですが、
ワタシは、第一作の原案・脚本のダン・オバノン(亡くなりましたが)が、ジョン・カーペンダーと作った「ダーク・スター」を劇場で観ています、40年以上前のことですが、ぴあが配給して、今は無き大阪三越劇場で上映されたものだったと記憶している
同時上映が、ジョン・ランディス「シュロック」、ドン・コスカレリ「誰よりも素敵なジム」でした
こんなささやか自慢を褒めてくれる人は、もうほとんどいません

同じ時期に、ルーカスの「THX1138」も劇場で観ました
ルーカス、スピルバークをはじめ、リドリー・スコット、ジェームズ・キャメロンなどメジャーになりすぎました

この時代は、低予算で意味不明でもエネルギッシュな作品を撮っていた監督がたくさんいて、ぴあやLマガで見つけて名画座、単発上映を追いかけてました

今、もう一度見たいと切望している作品は、「XYZマーダーズ」「スキャナーズ」と「アルタード・ステーツ」です
映画にこだわりはありません

ちなみに「13日の金曜日」は、大阪千日前国際会館で観ました、平日の夕方、明らかにサボってるサラリーマンが数人だけで、みなさん爆睡されていたのを覚えています


古い映画の事を書いて恐縮でしたが、その時、その映画をどこで誰と観たか覚えてますか


今回の作品、ワタシが観た劇場はご年配者のご夫婦が数組みいました、
一作目は1979年、当時一緒に映画を観てドキマギした若いカップルが、四半世紀を過ぎても、同じように同じ作品(シリーズ)を一緒に観に来てドキマギしたのであれば、この作品は怪物を描いた怪物的存在感ある映画なのでしょう



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