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映画「ゴールデンカムイ」を観て思う

作品の内容には、ほぼ触れません
ぐだぐたの雑文です
作品のテーマや解説は、良識的ある方のレビューをお読み下さい

マンガは「ゴルゴ13」を最後に随分前に卒業したおっさんだが、
このマンガが、面白く、評価が高いことぐらいは知っている


明治末期、日露戦争、軍人、北海道、樺太、網走刑務所、脱走兵、金塊、埋蔵金、アイヌ少女、新撰組等々の胸踊らすキーワード

それを映画化
しかも役者を揃えている
これは、絶対であろう

あとは長編大河シリーズの原作を、映画の枠にどう切り取ってくるか  

若者で活気ある劇場に、おっさんがひとりで観に行くのことにビビっている間に見逃してしまった

が、ようやくNetflix

久しぶりに正座して観る

時間を感じさせない展開も、
話が終盤になっても纏まらない

結局、そのままフェードアウト、
次でお楽しみ下さいとなってしまう
あれれれれ、これは2時間掛けた
予告編じゃないか

そう言えば、状況説明と人物紹介が、やたら多かった

どうなっているか、
隣で寝ていた柴犬のリュウに聞くと
「wow wow」と唸るのみ

この後は、有料チャンネルで10話近く観ないといけないのか、
それでまたシリーズ完結は劇場で、なんて戻してくるんじゃないの


とは言え、このシリーズ化は映画公開時には決まってたはずだから、
制作背景などの予備知識を持たずに観たワタシの自己責任なのか、と
しばしヘコむ


長編の原作を映画化する場合、ひとつのエピソードだけ切り取ったり、何部作かにしたりするのは当たり前こと

最近でいえば、DUNE/砂の惑星、
少し前では、ダークナイト、ハリー・ポッター(全部観てないけど)、アニメでいえば、鬼滅やハイキュー
なども


これの映画は、次回に続く終わり方であっても、
しっかりと映画の枠を意識して、その章を閉じてくれる

余韻を残しつつも


長編大河ではないが、昔、バズった「踊る大捜査線」シリーズは、やたらスピンオフ作ってたけど、それぞれちゃんと纏めてた

コンテンツのメディアミックス戦略なんだろうけど、
個人的には、どうしても「映画」の枠の中で、その作品をどう完結するかにこだわってしまう

劇場で金払わず、Netflixで観てるのだから、何か言える立場にはないので、半年先にNetflixに降りてくるのを待ちます

主演の山﨑賢人はいい役者になった
キングダムシリーズは2作めの冒頭で挫折したけど、
「羊と鋼の森」のような『静』の演技も出来るので、年齢に応じて上手く作品を選別していってほしい

玉木宏はいい、どんな作品でも演じ別ける

気になったのは、
原作マンガを読んでいないので、
そのキャラクターの本質を理解していないが、

この映画の役者の演技が、

キャラクターをマンガの原作通りの人物として成りきって演じているヒトと、

キャラクターを尊重しつつリアリティーある実在の人物に見せようと演じているヒト

に別れていたように思えた

極端なヒトと抑えたヒト

これだけの役者が揃ったので、どの役者も力が入っているのだろうが、

どちらが正解不正解とかではなく、
ひとつの作品の中では、演じ方は統一してほしかった
演出サイドの問題なんだろうけど

とにかく、久しぶりに原作のマンガを読もうかと思ってしまった












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