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チームのエフィカシーを高めることが最強の戦略

「エフィカシー」という言葉を知っていますか?

エフィカシーとは、「自己効力感」と訳される心理学の用語で、未来の自分に対する自信を持ち、困難な課題にも前向きに立ち向かうことを言います。
「自分にはできる」「この目標を達成できる」と信じられる力です。

多くの人が重要視する自己肯定感(ありのままの自分を受け入れる力)よりも、エフィカシーは一段上の概念にある。

ただし、「自分には価値がある」と思うだけでは、行動は変わらない



チームのエフィカシーが高い組織は最強

個人のエフィカシーが高いと、自信を持ってチャレンジできる。
ただし、組織で成果を出すには「チームのエフィカシー」が肝心だ。

チームのエフィカシーとは、「このメンバーなら目標を達成できる」という集団としての自己効力感。
これが高いチームは、個人の能力を超えた力を発揮する。

例、スポーツの試合で「俺たちなら勝てる」と思っているチームと、「やれるかどうかわからない」と思うチームでは、どちらが勝てるかは明白だ。

私自身の高校時代の経験として、テニスの団体戦での輝かしい結果がある。個人戦では本戦にすすめないメンバーのチームでなんと、京都府4位の結果を残したのだ。あの時は、まるで事件かのように、試合会場も学校も沸いた。当の本人たちは、練習中も「勝てる気がする」「いける気がする」この感覚を言葉にするだけではなく、応援メンバー含め感じていたような気がする。

今井の高校時代の思い出

ビジネスも同じ。
「うちのチームなら絶対にやり切れる」と信じられる組織は、どんな困難も突破できる。そう信じている。


チームのエフィカシーを高める方法

では、どうすればチームのエフィカシーを高められるのか?
大切なのは、「小さな成功体験を積み重ねること」だ。

(1)コンフォートゾーンをはるかに超える目標を設定する  
 「やればできる」ではなく、「これを達成したら自分たちは変わる」と
 思える目標を設定してみよう。
 挑戦を繰り返すことで、いつの間にか必ず何かは前進している。
 大きな目標をたて、挑戦を仲間に共有していると応援してくれることも
 多いだろう。
 人は応援もされ、「できる」という感覚が本物になっていく。
 前進するたびに、「自分たちはできる」という感覚が強まるのです。

コンフォートゾーンとは?
コンフォートゾーンとは、「誰でも自分が安心・安全だと感じる領域」です。慣れ親しんだ環境や習慣の中で過ごしていると、ストレスを感じることなく、心地よく過ごすことができます。
しかし、コンフォートゾーンに留まり続けると、成長が止まってしまう(=後退)リスクがあります。自身の可能性を制限してしまうのです。

(2)成功体験を言語化し、共有する
 「やったらできた」という実感をチーム内で共有し、称賛し合うことで、
 集団のエフィカシーが高まる。
 そんな成功体験の共有の場はあるだろうか?
 特定の人だけにスポットが当たっていないだろうか?

(3)心理的安全性を確保する
 「失敗しても大丈夫」と思える環境があることで、挑戦しやすくなる。
 挑戦の回数が増えれば、それだけ「成功体験」も増える。

 弊社では、ミスしてもOK!その代わり、言い訳は絶対NG!
 とにかく即・事実報告と即・フォロー改善!その後反省!!!
 
と声を掛け合っている。
 おかげさまで、小さなことから”堂々と”ミス報告がくる(笑)
 今日も平和です(笑)


エフィカシーが高い組織こそ、結果を出せる

「優秀な人材を採用しよう」と考える経営者は多いが、
本当に大切なのは、「誰ものチームのエフィカシーを高めること」だ。

逆に、多少能力にバラつきがあっても、エフィカシーが高いチームは成果を出せる。

✔️自己肯定感だけではなく、自己効力感を高めること。
✔️個人のエフィカシーを超えて、チームエフィカシーを育てること。

これが、最強の組織を作る鍵だ。

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マコ社長 | 組織サポートの社長
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