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読書の習慣を作るキッカケになったと考えたら『読書の技法』は私の人生を変えたのかもしれない

先日「人生に影響を与えた本を選定するのは難しい」というテーマでnoteを書いたが、noteのコンテストで「#人生を変えた1冊」というお題が募集されていて、折角なので1冊選んでみようかと思う。

「自分が今まで読んだ本が自分の人生にどのような影響を与えてきたか説明できる」と豪語していたので、試しに何冊か取り上げて説明してみる。


1冊目は『教養の書』。

この本では深く思考するためには語彙増強が必要だと説いている。

語彙は思考と結びついている。
語彙が貧弱だと思考も貧弱になる。
複雑なことをうまく考えられなくなる。

語彙増強のために手作り単語帳というものを勧めている。これがキッカケで、私は「Anki」を始めたのだった。

毎日コツコツ語彙を追加していったら、気が付けば200近くの語彙を追加していた。Ankiを使い始めてまだ日が浅いので、目に見えるほど思考力が向上したとは思えないが、この調子で語彙の増強を続けていれば、思考力が格段に上がると期待している。


2冊目は『夜は短し歩けよ乙女』。

私は京都で学生時代を過ごした。京都が舞台であるこの本を読んで、京都のまちで生活したからこそ、私は京都が好きになったのだと思っている。この本を読まずに京都で暮らしても、京都を好きになったとは思うが、今ほど好きの気持ちは少なかったかもしれない。私の京都の思い出は、この小説の雰囲気がエフェクトをかけている。


3冊目は『メモの魔力』。

この本を読んだことがキッカケで、私はメモ用のノートを持ち歩くようになった。私は普段から、自分の考えたこと、勉強のメモ、日記、読んだ本で印象に残ったフレーズ、など色んなことを1冊のノートに書いている。今では、メモは欠かせない生活習慣となった。その点では、この本は結構影響を与えた方かもしれない。


試しに3冊取り上げてみたが、案外説明できた。たった3冊でこれだけ自分の行動や価値観が読んだ本に影響されているのだから、他の本も合わせたら、自分はどれだけ本に影響されているのだろう。

その視点から考えると、私の「人生を変えた1冊」は『読書の技法』だと言えるだろう。

私が読書にのめり込んでいったのは、間違いなくこの本がキッカケだ。この本を読んで「たくさん本を読みたい!」と思って、読書に割く時間を増やしたのだ。ややメタ的な視点だが、読書習慣を作ったという意味で、この本が最も私の人生を変えた、いや、変えつつあると言えると思う。

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