日記 夏も花火も終わりはさみしい
夏らしいことしないまま、8月が終わろうとしている。秋はさみしくなるってみんな言うけど、わたしは、今の時期の方がさみしい気がする。
なんだろう。「楽しい時間は、もう終わりだよ」って言われたような気分になる。
秋になっても、楽しいことはたくさんあるのに。
家に帰ったら、ちょうど花火が上がるのが見えた。引っ越してきて3年経ったけど、こんなによく見えるとは思わなかった。
立ったまんま、一人で花火を見ていた。
花火の終わり方って色々あるけど、わたしは、キラキラして消えていくタイプが好き。
最後のきらめき、という感じがする。
お腹が空いたので、パスタを作って、食べながら花火の続きを見ることにした。
立ち食いスタイルだから、ちょっとお行儀悪いよなと頭をよぎったけど、普段ならやらないだろうなってことをしてしまうのも、夏という感じがした。
わたしの今年の夏の思い出は、庭で一人で、花火を見たこと。
そんな年があってもいいんじゃないかな。
多分、何年かしたら、懐かしく思い出すんじゃないかな、という気がしている。