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電燈からどんなお花が咲いたんだろう(尾形亀之助 花)

電燈が花になるという空想は
一生 私から消えないだろう

尾形亀之助 花(仮題)

尾形亀之助の「花」という詩。なんか好きなんです。でも、電燈が花になるって、どんな感じかなって思ってて。

先日、自宅のペンダントライトっていうんだっけ。
吊り下げ式のライトを見て、これじゃん!って思ったんです。

今って、天井にライト埋め込まれてたりっていうお家が多いイメージだけど、多分、この詩が書かれたのって、大正とか昭和のはじめとかそのくらいなんですよね。

そん時の電燈って、はだか電球がぽつんとぶら下がってるイメージなんです。違うのかな?

どういう気持ちでこの詩を詠んだかは、本人じゃないからわかんないけど、電線のとこがお花の茎の部分で、電球のところがお花みたいに見えなくもないなーって。

暗い部屋で、電気つけてパッと光るのも、お花咲いたって感じするもんね。

それか、光の行く末?なんていうんだ、あの先端の部分が、四方八方に太陽みたいにのびてるけど、あの感じも花びらっぽいですよね。

ていうか、尾形亀之助もさ、自分の詩が100年くらい後になって、田舎の主婦に読まれて「わー、ほんとに電燈が花みたいじゃん!」ってあれこれ言われるなんて想像してなかっただろうね。

そんなに昔の作品がちゃんと残ってて届くって、なんかロマンあっていいですよね。

電燈が花。多分、こんな感じかなーっていうイメージ。なんの花を想像してたんだろうね。
わたしは、ガーベラとかのイメージ。でも、スズランとかもランプっぽいよね。

尾形亀之助が生きてたら、本人に聞いてみたかったようにも思います。

では、今日はこれで。

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